英語の使役動詞の使い方【make・have・let・get の違いと例文】
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英語には「〜させる」「〜してもらう」「〜させてくれる」といった意味を表す使役動詞が複数あります。make / have / let / get は日本語では似た意味に見えますが、それぞれのニュアンスと後ろに来る動詞の形(原形か過去分詞か)が異なります。本記事では、4つの使役動詞の違いを例文とともに詳しく解説します。
使役動詞とは
使役動詞(causative verb)とは、「誰かに何かをさせる」「誰かに何かをしてもらう」という意味を表す動詞のことです。英語の代表的な使役動詞は make / have / let / get の4つです。
基本的な構文はそれぞれ以下のとおりです。
| 動詞 | 構文 | 後ろの動詞の形 |
|---|---|---|
| make | make + 人 + 動詞の原形 | 原形不定詞(to なし) |
| have | have + 人 + 動詞の原形 | 原形不定詞(to なし) |
| let | let + 人 + 動詞の原形 | 原形不定詞(to なし) |
| get | get + 人 + to + 動詞の原形 | to 不定詞 |
make / have / let の後は to のない原形不定詞を使います。get だけが to + 動詞の原形(to 不定詞)を取る点が特徴的です。
make — 強制的に〜させる
make は、相手の意志に関係なく、強制的あるいは不可避的に何かをさせるニュアンスがあります。プレッシャーや強制力を含む場面でよく使われます。
The teacher made the students repeat the sentence.
先生は生徒たちにその文を繰り返させた。
The noise made it impossible to concentrate.
騒音のせいで集中することができなかった。
The sad movie made her cry.
その悲しい映画は彼女を泣かせた(泣かずにはいられなかった)。
make は人だけでなく物や状況を主語にして、「〜という結果を生む」という意味でも使われます。感情を引き起こす表現(make me happy / make me nervous など)でもよく使われます。
have — 〜してもらう・役割として〜させる
have は、誰かに仕事や役割として何かをしてもらう・させるという意味です。強制というよりも、依頼・手配・指示に近いニュアンスがあります。プロに何かをお願いする場面でよく使われます。
I'll have my assistant send you the documents.
アシスタントに書類を送らせます。
She had the mechanic check her car.
彼女は整備士に車を点検してもらった。
Can you have someone clean the conference room?
誰かに会議室を掃除してもらえますか?
make との違いは、have には強制のニュアンスが薄く、「依頼・手配」の意味合いが強い点です。ビジネスシーンでは have がよく使われます。
let — 〜することを許可する・〜させてあげる
let は、相手がしたいと思っていることを許可するニュアンスがあります。「〜することを許す」「〜させてあげる」という意味合いです。
Her parents let her stay out until midnight.
両親は彼女が真夜中まで外出することを許可した。
Please let me know if you have any questions.
ご質問があればお知らせください。
Don't let the kids eat too much sugar.
子どもたちに砂糖を食べさせすぎないようにしてください。
let は否定形(don't let / never let)でも頻繁に使われます。また "let me know"(知らせてください)や "let it go"(こだわるのをやめる)など慣用表現としても定着しています。
get — 〜するよう説得・働きかけて〜してもらう
get は、相手を説得したり働きかけたりして、何かをしてもらうというニュアンスがあります。make や have と違い、後ろに to + 動詞の原形(to 不定詞)を取ります。
She got her husband to do the dishes.
彼女は夫に皿洗いをやってもらった(やるよう説得した)。
I couldn't get my computer to work.
パソコンをどうしても動かすことができなかった。
How did you get him to agree?
どうやって彼を同意させたのですか?
get は物(コンピューター・機械など)を主語の目的語にして「〜を動かすことができた」という表現でもよく使われます。
使役動詞の受動態(have/get + 過去分詞)
使役動詞のとても重要な用法として、have/get + 目的語 + 過去分詞があります。これは「(他の人に)〜してもらう」「〜される」という意味を表します。自分でやるのではなく、誰か別の人にやってもらう・やられるという場合に使います。
have + 目的語 + 過去分詞
I had my hair cut yesterday.
昨日髪を切ってもらった(美容師などに)。
She had her car repaired at the garage.
彼女はガレージで車を修理してもらった。
get + 目的語 + 過去分詞
get + 過去分詞 は have + 過去分詞 とほぼ同じ意味ですが、get の方が口語的でよりカジュアルな響きがあります。
I need to get my laptop fixed.
ノートパソコンを修理してもらわないといけない。
Where did you get that photo taken?
その写真はどこで撮ってもらったのですか?
4つの使役動詞まとめ比較
| 動詞 | ニュアンス | 後ろの形 | 例 |
|---|---|---|---|
| make | 強制・圧力・不可避 | 原形不定詞 | make him wait |
| have | 依頼・手配・指示 | 原形不定詞 | have him wait |
| let | 許可・容認 | 原形不定詞 | let him wait |
| get | 説得・働きかけ | to 不定詞 | get him to wait |
同じ「待たせる」でも、動詞の選択によってニュアンスが変わります。make him wait なら「強制的に待たせた」、let him wait なら「待つことを許した(待たせておいた)」、get him to wait なら「なんとか説得して待ってもらった」というニュアンスの違いが生まれます。
使役動詞の問題を解いて定着させよう
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