ListenUp
学ぶ
SyncReader 文法クイズ WordsUp 記憶しない英単語
読む
学習コラム フレーズ集 AIプロンプト
ランキング My Progress
英語文法

英語の強調構文の使い方【It is ... that構文・倒置・do強調の例文と練習法】

英語を書いたり話したりするとき、「ここを特に伝えたい」という情報をどう際立たせるか、悩んだことはありませんか。英語には、語順や構文を工夫することで特定の要素を強調する方法が複数あります。この記事では、It is ... that ... 強調構文否定語による倒置do/does/did 強調の3種類を、例文を交えながら解説します。

強調構文とは何か

英語の強調構文とは、文の中のある要素を文法的な操作によって際立たせる構文のことです。日本語では「〜こそ」「〜なんだ」「確かに〜した」などで表現されるニュアンスに対応することが多く、感情的な強調や訂正のニュアンスを加えるときに使われます。

強調の手段は大きく3種類に分けられます。

  • 分裂文(cleft sentence):It is ... that ... の形で文を分割して強調する
  • 倒置(inversion):否定語や副詞を文頭に置き、主語と助動詞の順序を逆にする
  • do 強調:動詞の前に do / does / did を添えて動作を強調する

いずれも日常的なネイティブの会話や文章で頻繁に使われる表現です。これらを使いこなすことで、英語の表現力が一段と豊かになります。

It is ... that ... 強調構文の基本と応用

「It is ... that ...」は、英語の強調構文の中で最も汎用性が高い形です。「〜こそ(が/を)...だ」というニュアンスで、文の中の主語・目的語・副詞的要素を一つ取り出して強調します。

基本の形

元の文から強調したい要素を It is ~ that ... の ~ の位置に移動させます。残りの部分は that 以下に置きます。

She called me yesterday.

彼女は昨日私に電話した。

この文で「彼女が」を強調すると:

It was she that called me yesterday.

昨日私に電話したのは、ほかでもなく彼女だった。

「昨日」を強調すると:

It was yesterday that she called me.

彼女が私に電話したのは昨日のことだった。

時制に合わせた変化

It is / It was は元の文の時制に合わせます。現在の事柄なら It is、過去の事柄なら It was を使います。

It is your feedback that makes this project better.

このプロジェクトをよりよくしているのは、あなたのフィードバックだ。

that の代わりに who / which を使う場合

強調する要素が人であれば that の代わりに who、物や事柄であれば which も使えます。ただし that が最も一般的です。

It was John who suggested the idea first.

そのアイデアを最初に提案したのはジョンだった。

強調構文と形式主語 It の違い

「It is important that ...」のような形式主語の構文と混同しやすいですが、強調構文は that 以下が元の文に戻せることが特徴です。「It is important that ...」は that 以下を It の前に移動させても元の文になりません。強調構文かどうか判断に迷ったときは、「that 以下だけで意味が成立するか」を確認するとよいでしょう。

否定語による倒置(Never have I...)

倒置(inversion)とは、文の語順を変えて特定の要素を強調する構文です。特に否定的な副詞や副詞句を文頭に置く倒置は、書き言葉や格式ばった話し言葉でよく用いられます。

否定語倒置の基本形

否定の意味を持つ副詞(never, seldom, rarely, hardly, little, not only など)を文頭に置くと、主語と助動詞の語順が疑問文のように逆転します。

Never have I seen such a beautiful sunset.

こんなに美しい夕焼けを見たことは一度もなかった。

Seldom does he arrive late for meetings.

彼が会議に遅刻することはめったにない。

Hardly had she sat down when the phone rang.

彼女が座るやいなや電話が鳴った。

よく使われる否定語・副詞のリスト

語句意味使用頻度
Never一度も〜ない
Seldom / Rarelyめったに〜ない
Hardly / Scarcelyほとんど〜ない
Not only〜だけでなく
No sooner ... than〜するとすぐに
Littleほとんど〜ない(否定的な意味で)低〜中

Not only を使った倒置

Not only は特によく使われます。Not only の節で倒置が起き、but also の節では通常の語順に戻ります。

Not only did she pass the exam, but she also got the highest score.

彼女は試験に合格しただけでなく、最高点を取った。

否定語倒置のニュアンス

否定語倒置は、驚き・感動・強い否定・格式ある宣言など、感情的・修辞的な強調に適しています。スピーチやフォーマルな文章でよく見られる構文で、会話で多用するとやや大げさな印象になることがあります。

do/does/did による動詞強調

do 強調は、肯定文の動詞の前に do / does / did を添えることで、その動作が確かに行われたこと・行われることを強調する構文です。「確かに〜した」「本当に〜する」というニュアンスを伝えます。

基本の形

通常の肯定文では do / does / did は現れませんが、強調のために挿入します。主語の人称と文の時制に合わせて使い分けます。

I do understand your concern.

あなたの懸念は確かに理解しています。(現在・1人称)

She does care about the team.

彼女は本当にチームのことを気にかけている。(現在・3人称単数)

He did try his best, even though the result was disappointing.

結果は残念だったが、彼は確かに全力を尽くした。(過去)

よく使われる場面

do 強調は次のような場面で自然に使われます。

  • 相手の発言を否定された後の反論:「やっていない」と言われたときに「いや、確かにやった」と返す
  • 相手への共感・同意の強調:「おっしゃることは本当にその通りだと思います」
  • 譲歩の文脈での肯定:「問題はあるにせよ、確かに前進している」

I know it's difficult, but I do believe we can make it work.

難しいとはわかっていますが、私は本当にうまくいくと信じています。

We did receive your application. Please allow a few days for processing.

お申し込みは確かに受領しております。処理までしばらくお待ちください。

3つの強調法のニュアンス比較

3つの強調構文は、それぞれ強調の対象とニュアンスが異なります。場面に合わせて使い分けることが大切です。

構文強調対象主なニュアンスよく使う場面
It is ... that ... 主語・目的語・副詞句など特定の要素 「〜こそが」という対比・焦点化 どの要素を取り出して強調するかを明確にしたいとき
否定語倒置 文全体・頻度・時点 驚き・強い否定・格式ある強調 スピーチ・フォーマルな文章・感情的な場面
do/does/did 強調 動詞(行為の事実) 「確かに〜した/する」という事実の確認 反論・共感・譲歩の文脈

練習法と実践のポイント

強調構文は、文法書で「知っている」状態から「実際に使える」状態に引き上げるには、アウトプット練習が欠かせません。以下のステップで取り組むとスムーズに定着しやすいとされています。

ステップ1:既存の文を強調構文に書き換える

まず手元にある英文を使い、It is ... that ... に書き換える練習をします。「どの要素を強調するか」を変えながら複数のバリエーションを作ると、構造への理解が深まります。

ステップ2:英語記事・スピーチで倒置を探す

Never / Not only / Rarely などを検索キーワードにして、英字新聞や TED のスクリプトから実例を集めます。文脈の中でどんなニュアンスで使われているかを確認することが、自然な使い方の感覚を養う近道です。

ステップ3:日記や短文で do 強調を意識して使う

「今日の出来事を英語で書く」習慣がある方は、do / does / did 強調を1日1回意識的に入れてみましょう。「確かに〜した」「本当に〜だ」と言いたい場面を意識するだけで、使用頻度が上がります。

文法クイズで強調構文を練習しよう

GrammarUp では強調構文・倒置・do 強調を含む文法クイズを無料で練習できます。問題を解きながら自然な使い方を身につけましょう。

GrammarUp で練習する →
🎧

英語リスニング、今日の5問で実力チェック

1,099問・5段階レベル・完全無料 — 今すぐ聴き取りに挑戦できます

無料で試す →
※本記事はアフィリエイト広告を含みます。料金・サービス内容は変更される場合があります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。