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英語の間接話法(Indirect Speech)|直接話法からの変換ルール

英語の間接話法(Indirect Speech / Reported Speech)は、誰かが言ったことを「そのまま引用する」のではなく、「自分の言葉で伝え直す」表現です。ライティングでもスピーキングでも頻繁に登場しますが、時制の変化・代名詞の変化・say/tellの使い分けなど、理解すべきルールが多いため、苦手と感じる人も多い分野です。本記事では変換ルールを体系的に整理し、練習問題で定着できるよう解説します。

直接話法と間接話法の違い

まず2つの話法の基本的な違いを確認しましょう。

直接話法(Direct Speech)

話し手の言葉を引用符(" ")を使ってそのまま伝える形です。話し手の言った通りに再現します。

She said, "I am tired."

彼女は「疲れている」と言った。

間接話法(Indirect Speech)

話し手の言葉を引用符なしで、自分の言葉に言い換えて伝える形です。時制・代名詞・時間表現などが変化します。

She said (that) she was tired.

彼女は疲れていると言った。

この変換で "I am" が "she was" に変わっていることに注目してください。人称(I → she)と時制(am → was)の両方が変化しています。このような変化のルールを以下で詳しく説明します。

時制の一致(backshift)のルール

間接話法では、伝達動詞(said・told など)が過去形の場合、引用されていた時制を「1つ過去にずらす」必要があります。これをbackshift(バックシフト)と呼びます。

直接話法の時制 間接話法の時制
現在形(am/is/are) 過去形(was/were)
現在進行形(is doing) 過去進行形(was doing)
現在完了形(has done) 過去完了形(had done)
過去形(did) 過去完了形(had done)
will would
can could
may might
must had to / must(状況による)

直接: He said, "I will call you tomorrow."
間接: He said (that) he would call me the next day.

直接: 彼は「明日電話するよ」と言った。
間接: 彼は翌日電話すると言った。

直接: She said, "I have finished my homework."
間接: She said (that) she had finished her homework.

直接: 彼女は「宿題を終えた」と言った。
間接: 彼女は宿題を終えたと言った。

backshiftが不要なケース

伝達動詞が現在形(says・tells)の場合、または発言内容が今でも真実の場合は時制を変えなくてよいことがあります。

例: He says he is hungry.(彼は空腹だと言っている — 今も空腹)
例: She said the Earth is round.(彼女は地球は丸いと言った — 常に真実)

疑問文の間接話法への変換

疑問文を間接話法にする場合は、if / whether(yes/no疑問文)または疑問詞(what・where・when など)を使います。また語順が平叙文の語順(S + V)に戻ることに注意してください。

Yes/No疑問文の変換

if または whether を使い、語順を疑問文から平叙文の語順に変えます。

直接: She asked, "Are you coming to the party?"
間接: She asked if I was coming to the party.

直接: 彼女は「パーティーに来る?」と尋ねた。
間接: 彼女は私がパーティーに来るかどうか尋ねた。

直接: He asked, "Did you eat breakfast?"
間接: He asked whether I had eaten breakfast.

直接: 彼は「朝食を食べた?」と尋ねた。
間接: 彼は私が朝食を食べたかどうか尋ねた。

Wh疑問文の変換

疑問詞(what・where・when・why・who・how など)をそのまま接続詞として使い、後ろは平叙文の語順にします。

直接: She asked, "Where do you live?"
間接: She asked where I lived.

直接: 彼女は「どこに住んでいるの?」と尋ねた。
間接: 彼女は私がどこに住んでいるか尋ねた。

直接: He asked, "What time does the train leave?"
間接: He asked what time the train left.

直接: 彼は「電車は何時に出発する?」と尋ねた。
間接: 彼は電車が何時に出発するか尋ねた。

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命令文の間接話法への変換

命令文を間接話法にする場合は、tell / ask / order / advise + O + to不定詞の形を使います。否定命令文(Don't ...)は not to + 動詞の原形にします。

直接: She said, "Please open the window."
間接: She asked me to open the window.

直接: 彼女は「窓を開けてください」と言った。
間接: 彼女は私に窓を開けるよう頼んだ。

直接: He said, "Don't be late."
間接: He told me not to be late.

直接: 彼は「遅刻するな」と言った。
間接: 彼は私に遅刻しないよう言った。

直接: The doctor said, "You should rest."
間接: The doctor advised me to rest.

直接: 医者は「休んだほうがいい」と言った。
間接: 医者は私に休むよう勧めた。

感嘆文の間接話法への変換

感嘆文(What a ...! / How ...!)を間接話法にするときは、exclaim(感嘆して言う)・say などの動詞を使い、感嘆の内容を that 節や平叙文で表現します。

直接: She said, "What a beautiful day!"
間接: She exclaimed that it was a very beautiful day.

直接: 彼女は「なんて素晴らしい日だろう!」と言った。
間接: 彼女はとても素晴らしい日だと感嘆した。

直接: He said, "How clever you are!"
間接: He exclaimed that I was very clever.

直接: 彼は「なんて賢いんだ!」と言った。
間接: 彼は私がとても賢いと感嘆した。

say / tellの使い分け

間接話法でよく出てくる動詞が saytell です。この2つの使い分けは重要です。

sayの使い方

say は「誰かに言った」ということは文脈から明らかな場合でも、必ずしも受け手(目的語)を必要としません。ただし受け手を明示する場合は say to + 人 の形にします。

She said (that) she was happy.

彼女は幸せだと言った。(受け手なし)

She said to me (that) she was happy.

彼女は私に幸せだと言った。(say to + 人)

tellの使い方

tell は必ず受け手(目的語)を取ります。「誰に話したか」を必ず明示する必要があります。

She told me (that) she was happy.

彼女は私に幸せだと言った。(tell + 人 が必須)

よくある間違い

"She told that she was happy." は誤りです。tell の後には必ず「誰に」を示す目的語が必要です。

正しい形: She told me that she was happy.
say の場合: She said that she was happy.(目的語なしでOK)

代名詞・時・場所の変化

間接話法では時制だけでなく、代名詞・時間表現・場所表現も文脈に合わせて変化させる必要があります。

代名詞の変化

話し手と聞き手の関係に応じて代名詞が変わります。

直接話法 間接話法(文脈による)
I / me he / him または she / her
you I / me または he / him / she / her
we / us they / them
my his / her

時間・場所表現の変化

直接話法 間接話法
now then / at that time
today that day
tomorrow the next day / the following day
yesterday the day before / the previous day
this week that week
next year the following year
here there
this that

練習問題

以下の直接話法を間接話法に変換してみましょう。

問題1(平叙文)

直接: John said, "I don't understand this problem."

John said (that) he didn't understand that problem.

I → he、don't → didn't(時制のbackshift)、this → that(指示詞の変化)

問題2(Yes/No疑問文)

直接: She asked, "Have you finished the report yet?"

She asked if I had finished the report yet.

if を使用、have finished → had finished(時制のbackshift)、you → I(代名詞の変化)

問題3(Wh疑問文)

直接: He asked, "Where are you going tomorrow?"

He asked where I was going the next day.

where をそのまま接続詞として使用、are going → was going(backshift)、tomorrow → the next day

問題4(命令文)

直接: The teacher said, "Don't use your phone in class."

The teacher told us not to use our phones in class.

tell + 目的語 + not to + 動詞原形、your → our(代名詞の変化)

間接話法は最初は変化のルールが多く感じられますが、パターンを繰り返し練習することで自然に身につきます。文法クイズ(GrammarUp)では間接話法を含む英文法クイズで実践練習ができます。ネイティブの発話の中で間接話法がどのように使われるかを体感するにはListenUpリスニングクイズも活用してください。英会話で実際に使えるようになりたい方はオンライン英会話ランキングもご覧ください。

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