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英語の受動態(受け身)の使い方【be動詞+過去分詞の作り方と例文解説】

英語の受動態(受け身)は、中学で習う基本文法でありながら、実際に使おうとすると「be動詞の形は?」「by は必要?」と迷うことが多い文法のひとつです。

この記事では、能動態との違いから始め、時制別の作り方・by の省略ルール・進行形や完了形の受動態まで、例文を交えて体系的に解説します。

受動態とは(能動態との違い・使う場面)

英語の文は大きく能動態受動態に分かれます。

  • 能動態:主語が動作を行う。「〜する」
  • 受動態:主語が動作を受ける。「〜される・〜された」

The chef cooked the pasta.(能動態)

シェフがパスタを作った。

The pasta was cooked by the chef.(受動態)

パスタはシェフによって作られた。

受動態を使う主な場面

  • 動作の受け手(目的語)を主役にしたいとき
  • 動作主が不明・一般的・あえて言わなくていいとき
  • ニュースや公式文書など、客観的・フォーマルな文体のとき

The window was broken.

窓が割れた。(誰が割ったかは言わない/分からない)

受動態の基本的な作り方(be動詞+過去分詞)

受動態の基本構造は以下のとおりです。

主語 + be動詞 + 過去分詞 (+ by + 動作主)

能動態から受動態への変換手順

  1. 能動態の目的語を受動態の主語にする
  2. 動詞を be動詞 + 過去分詞 にする(be動詞は時制・主語に合わせて変化)
  3. 能動態の主語を by + 〜 で文末に付ける(省略可)

Tom wrote this letter. → This letter was written by Tom.

トムがこの手紙を書いた。→ この手紙はトムによって書かれた。

時制別の受動態(現在・過去・未来・現在完了)

be動詞の形を時制に合わせて変化させます。過去分詞は変化しません。

時制be動詞の形例文
現在形am / is / areEnglish is spoken here.
過去形was / wereThe cake was eaten.
未来形will beThe report will be sent tomorrow.
現在完了has / have beenThe email has been sent.
過去完了had beenThe door had been locked.
助動詞助動詞 + beIt can be done easily.

This song is loved by many people around the world.

この曲は世界中の多くの人に愛されています。(現在形)

The bridge was built over 100 years ago.

その橋は100年以上前に建設されました。(過去形)

The results will be announced next week.

結果は来週発表される予定です。(未来形)

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by を省略するケースと省略できないケース

by を省略してよいケース

動作主が「誰でも知っている一般的な人々」「不特定多数」「言う必要がない」場合は省略します。実際の英語では、受動態文の多くで by は省略されます

Spanish is spoken in many countries. (by people は省略)

スペイン語は多くの国で話されています。

He was arrested last night. (by the police は省略されることが多い)

彼は昨夜逮捕されました。

by を省略できないケース

動作主が誰かを明示することに情報的価値があるときは省略できません。

Hamlet was written by Shakespeare.

ハムレットはシェイクスピアによって書かれた。(誰が書いたかが重要)

by 以外の前置詞を使う受動態

動作主以外の要素を表す場合、by ではなく別の前置詞を使うことがあります。

I was surprised at the news. / She is known for her kindness.

そのニュースに驚いた。/彼女は優しさで知られている。(at / for は感情・性質の原因)

進行形・完了形の受動態

進行形の受動態(be being + 過去分詞)

「今まさに〜されている」という進行中の受身を表します。

The road is being repaired right now.

道路は今まさに修理されているところです。

The patient was being examined when I arrived.

私が到着したとき、患者は診察されているところでした。

完了形の受動態(have/has been + 過去分詞)

「すでに〜された(状態にある)」という完了の受身を表します。

The documents have been submitted.

書類はすでに提出されました。

By the time she arrived, the food had been eaten.

彼女が到着したときには、食べ物はすでに食べられていた。(過去完了)

日本人が間違えやすい受動態のポイント

① 自動詞には受動態がない

受動態にできるのは他動詞(目的語をとる動詞)のみです。arrive・happen・appear・exist などの自動詞は受動態にできません。

The accident happened. ○ / The accident was happened. ✕

happen は自動詞なので受動態にできない

② 感情を表す受動態

日本語で「〜を感じる」「〜に驚く」などの感情表現は、英語では受動態で表現することが多いです。

I'm excited about the trip. / She was disappointed with the result.

旅行が楽しみだ。/彼女は結果にがっかりした。(be + 過去分詞の感情表現)

③ get を使ったカジュアルな受動態

会話では be の代わりに get を使う受動態も頻繁に使われます。

He got fired last month. / She got injured during the game.

彼は先月クビになった。/彼女は試合中にケガをした。(get + 過去分詞)

④ 知覚動詞・使役動詞の受動態

能動態で原形不定詞を使う動詞(make・let・see・hear など)は、受動態になると to 不定詞に変わります。

They made her work late. → She was made to work late.

彼らは彼女を遅くまで働かせた。→ 彼女は遅くまで働かされた。(to が必要)

⑤ 受動態の過剰使用

英語では、特に会話やメールでは能動態のほうが自然に聞こえることが多いです。「なぜ受動態にするか」の理由がないときは、能動態を選びましょう。

I'll send you the report. ○(自然)

vs. The report will be sent to you by me.(不自然な受動態の例)

受動態の感覚をさらに鍛えたいなら、ListenUp でネイティブが実際に受動態を使う音声を聴いて耳に慣らすのも効果的です。

まとめ

受動態の要点をまとめます。

  • 基本構造:主語 + be動詞 + 過去分詞(+ by + 動作主)
  • be動詞を時制に合わせて変化させ、過去分詞は変化しない
  • by は動作主が明示する必要がないとき(多くの場合)は省略する
  • 進行形の受動態は be being + 過去分詞、完了形は have/has been + 過去分詞
  • 感情表現・get + 過去分詞・知覚動詞の受動態など、頻出パターンを押さえる

受動態は文法問題だけでなく、ニュース・ビジネスメール・日常会話でも頻繁に登場します。文法クイズで繰り返し練習しながら、実際の英文で使い方を体感していきましょう。

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