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英語の間接話法(報告話法)の使い方【直接話法から間接話法への変換ルールと例文】

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「She said, "I am tired."」という直接話法の文を「She said that she was tired.」という間接話法に変換するとき、時制はどう変わるのか、人称代名詞はどう変わるのか——こうした疑問を抱えたことはありませんか。間接話法は英語ライティングにも会話にも頻出する文法事項です。本記事では、変換のルールと例文を体系的に解説します。

間接話法(reported speech)とは

間接話法とは、誰かが言った言葉や考えを、自分の言葉に置き換えて伝える話法です。英語では reported speech または indirect speech と呼ばれます。

直接話法(direct speech)は、話者の言葉をそのまま引用符("...")の中に入れて伝えます。一方、間接話法では引用符を使わず、接続詞 that でつないで文を組み立てます(that は省略可能)。

Direct: She said, "I am happy."

直接話法:「私は幸せです」と彼女は言った。

Indirect: She said (that) she was happy.

間接話法:彼女は幸せだと言った。

間接話法への変換で押さえるべき変化は大きく3つあります。

  1. 時制のバックシフト(動詞の時制を1つ過去にずらす)
  2. 人称代名詞の変化(I → she/he、you → I/they など文脈に応じて変化)
  3. 時・場所を表す表現の変化(now → then、here → there など)

時制のバックシフト(時制の一致)

伝達動詞(said, told, asked など)が過去形の場合、引用された節の動詞は1つ過去にシフトするのが原則です。これをバックシフト(backshift)と呼びます。

直接話法の時制間接話法での時制
現在形(am/is/are)過去形(was/were)
現在進行形(is/are + -ing)過去進行形(was/were + -ing)
過去形(did)過去完了形(had done)
現在完了形(have done)過去完了形(had done)
willwould
cancould
maymight
must(義務)had to

バックシフトの例文

Direct: He said, "I will call you tomorrow."

直接話法:「明日電話します」と彼は言った。

Indirect: He said (that) he would call me the next day.

間接話法:彼は翌日電話すると言った。

Direct: She said, "I have finished my homework."

直接話法:「宿題を終えました」と彼女は言った。

Indirect: She said (that) she had finished her homework.

間接話法:彼女は宿題を終えたと言った。

バックシフトしなくてよいケース

伝達動詞が現在形(says, tells など)の場合、時制のバックシフトは不要です。また、話された内容が今も事実として変わらない場合(普遍的な真理、科学的事実など)は、過去形にしなくてもよいとされています。

He says (that) the meeting starts at 10. (現在形のまま)

彼はミーティングが10時に始まると言っている。

伝達動詞 say と tell の違い

間接話法でよく使う伝達動詞として saytell があります。この2つは似ていますが、使い方に明確な違いがあります。

say と tell の構文の違い

動詞構文
saysay (that) + 節
say + to + 人 + that 節
She said (that) she was busy.
telltell + 人 + (that) + 節She told me (that) she was busy.

say の後には目的語(人)を直接置けません。「言った相手」を明示したいときは say to + 人 とするか、tell + 人 を使います。

She said that the project was delayed. ✓

彼女はプロジェクトが遅れていると言った。

She told us that the project was delayed. ✓

彼女は私たちにプロジェクトが遅れていると言った。

She said us that the project was delayed. ✗ (said の後に直接 us は不可)

(誤った構文)

その他の伝達動詞

間接話法では say/tell 以外にも様々な伝達動詞が使われます。動詞の選択によって、話者のニュアンスをより正確に伝えられます。

  • add ~ と付け加えた
  • admit ~ と認めた
  • claim ~ と主張した
  • explain ~ と説明した
  • mention ~ と言及した
  • promise ~ と約束した
  • suggest ~ と提案した
  • warn ~ と警告した

疑問文の間接話法

疑問文を間接話法にする場合は、接続詞の選び方と語順の変化がポイントになります。

Yes/No 疑問文の間接話法

Yes/No で答えられる疑問文は、接続詞 if または whether でつなぎます。疑問文の語順(倒置)は解除して、通常の語順(主語 + 動詞)に戻します。

Direct: He asked, "Are you coming to the party?"

直接話法:「パーティーに来ますか?」と彼は尋ねた。

Indirect: He asked if I was coming to the party.

間接話法:彼はパーティーに来るかどうかを尋ねた。

WH 疑問文の間接話法

who / what / when / where / why / how などの疑問詞を使う疑問文は、疑問詞をそのまま接続詞として使い、語順を通常の文の語順に戻します。

Direct: She asked, "What time does the train leave?"

直接話法:「電車は何時に出発しますか?」と彼女は尋ねた。

Indirect: She asked what time the train left.

間接話法:彼女は電車が何時に出発するかを尋ねた。

疑問文の間接話法では、文末はクエスチョンマーク(?)ではなくピリオド(.)で終わる点に注意しましょう。

命令文の間接話法

命令文(〜しなさい、〜してください)を間接話法にする場合は、tell + 人 + to + 動詞の原形 または ask + 人 + to + 動詞の原形 の形を使います。

Direct: The teacher said, "Open your textbooks."

直接話法:「教科書を開きなさい」と先生は言った。

Indirect: The teacher told us to open our textbooks.

間接話法:先生は私たちに教科書を開くよう言った。

否定の命令文(〜するな)は not to + 動詞の原形 の形になります。

Direct: She said, "Don't be late."

直接話法:「遅れないで」と彼女は言った。

Indirect: She told me not to be late.

間接話法:彼女は私に遅れないよう言った。

時・場所を表す表現の変化

直接話法の発言時点を基準にした時・場所の表現は、間接話法では「報告している時点」を基準に変化します。主な変化を以下にまとめます。

直接話法間接話法
nowthen / at that time
todaythat day
yesterdaythe day before / the previous day
tomorrowthe next day / the following day
last weekthe week before / the previous week
next yearthe following year
herethere
thisthat
thesethose
agobefore / previously

Direct: He said, "I saw her yesterday."

直接話法:「昨日彼女に会いました」と彼は言った。

Indirect: He said (that) he had seen her the day before.

間接話法:彼はその前日に彼女に会ったと言った。

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