TOEIC Part3・Part4攻略の極意|先読みと予測で正解率を上げる
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TOEICリスニングで最も配点が大きいのが、Part3とPart4です。この2パートだけで全200問のうち69問を占め、リスニングセクション(100問)の約7割を担います。スコアが伸び悩んでいる方の多くが「Part3・4が安定しない」と感じている傾向がありますが、攻略のカギは先読みとシチュエーション予測にあります。
本記事では、Part3とPart4それぞれの特徴・違いを整理したうえで、先読みの具体的な手順、グラフィック問題への対応策、頻出シチュエーションと使えるフレーズまで体系的に解説します。
Part3とPart4の基本構成と違い
TOEIC L&Rテストは全200問・120分で実施され、スコアは10〜990点・5点刻みで評価されます。リスニングセクション(Part1〜4)は約45分間で行われ、Part3とPart4はその後半を構成します。
Part3:会話問題(39問)の特徴
Part3は、2〜3人の人物による会話を聞き、設問3問(合計13会話×3問=39問)に答える形式です。会話の登場人物は多くても3人で、それぞれが交互に話す自然な会話体です。
会話の場所はオフィス・レストラン・電話・店頭などが多く、話題は業務連絡・スケジュール調整・クレーム・注文・採用など多岐にわたります。1つの会話が比較的短いため、流れを素早く把握する力が求められます。
Man: "I'm calling about the shipment for order number 4152. It still hasn't arrived."
男性:「注文番号4152の荷物について電話しています。まだ届いていないんですが。」
Part4:説明文問題(30問)の特徴
Part4は、1人の話者によるアナウンス・スピーチ・ニュースなどを聞き、設問3問(合計10トーク×3問=30問)に答える形式です。会話ではなく「説明」であるため、文章量がPart3より多くなる傾向があります。
ラジオ放送・社内アナウンス・店内放送・留守番電話・ツアーガイドなどが典型的なシチュエーションです。話者は1人ですが、情報量が多くテンポも速めのため、全体の流れを追いながら設問のキーワードを探す力が必要です。
"Welcome to Central Station. Due to scheduled maintenance, the southbound Line 3 will be suspended until 9 P.M. tonight."
「セントラル駅へようこそ。定期メンテナンスのため、本日午後9時まで南行き3番線は運休となります。」
Part3とPart4の主な違い
| 項目 | Part3(会話問題) | Part4(説明文問題) |
|---|---|---|
| 形式 | 2〜3人の会話 | 1人のモノローグ |
| 問題数 | 39問(13会話×3問) | 30問(10トーク×3問) |
| 音声の長さ | 比較的短め | やや長め |
| 情報源 | 複数話者の発言 | 1人の発言 |
| 典型例 | 電話・打ち合わせ・店頭 | アナウンス・ニュース・留守電 |
先読みの正しいやり方と練習法
Part3・4攻略で最も重要なテクニックが先読み(Pre-reading)です。音声が流れる前に設問と選択肢を読み、「何を聞き取るべきか」を頭に入れておくことで、正解率が大きく上がります。
先読みの基本手順
先読みは以下の流れで行います。
- Part2の最後の問題が終わったら、すぐにPart3の最初のセットの設問を読み始める
- 3問の設問文と4つの選択肢を素早くスキャンし、「何が問われているか」をキーワードで掴む
- 音声が始まったら設問への答えを意識しながら聞く
- 1問ずつマークしながら、次のセットの先読みを始める
先読みのコツ
設問全文を丁寧に読む必要はありません。疑問詞(What / Why / Where / Who / When)と名詞のキーワードだけを素早く拾うことが重要です。選択肢も全部読まず、「どんなカテゴリーの答えを探せばよいか」を掴む程度で十分です。
先読みの具体例
例えば設問が「Where does the conversation take place?(会話はどこで行われていますか?)」であれば、場所を示す表現("at the office" "on the phone" "in the restaurant"など)に注意して聞けばよいと事前にわかります。
Q: What problem does the woman mention?
→「問題・トラブル」を表す語句("issue" "problem" "mistake" "delay"など)に注目して聞く
先読み練習のやり方
先読みの速度を上げるためには、日頃から「素早く英文をスキャンする練習」が効果的です。以下の方法を組み合わせると力がつきやすいとされています。
- 公式問題集で時間を計って先読み練習:1セット(3問)を8〜10秒で読む目標を立てる
- 設問パターンを暗記する:「What is the purpose of the call?」「What will the man do next?」など頻出設問文を覚えると読む速度が上がる
- 選択肢の語彙を増やす:選択肢に使われる動詞・名詞を日頃から意識して覚える
先読みが間に合わないうちは、まず1問目だけを先読みするところから始め、徐々に2問目・3問目まで広げていく練習方法もおすすめです。
図表問題(グラフィック問題)の攻略
近年のTOEICでは、Part3・4に「図表問題(グラフィック問題)」が含まれるようになりました。各パートにつき数問程度出題される傾向があり、問題冊子に印刷された図・グラフ・地図・スケジュール表などと音声を組み合わせて答える形式です。
グラフィック問題の見分け方と構造
グラフィック問題は設問に "Look at the graphic." という一文が含まれています。音声と図表の両方から情報を読み取り、正解を導く必要があります。
Q: Look at the graphic. Which price will the woman most likely pay?
→ 価格表を見ながら、音声で述べられる条件(割引・会員資格など)と照合する
グラフィック問題の攻略手順
- 先読み時に図表の種類(価格表・地図・スケジュール・グラフ)を確認する
- 図表のラベル・数値・項目名を素早くスキャンし、全体の構造を把握する
- 音声で「どの項目に関係する話をしているか」を聞き取る
- 音声の情報と図表を照合して正解を選ぶ
図表問題では音声だけで答えが決まるわけではなく、必ず図表との照合が必要です。音声を聞きながら図表上の該当箇所を指で追う習慣をつけると、本番での処理速度が上がります。
グラフィック問題で注意したいポイント
音声中に図表のすべての項目が読み上げられるわけではありません。正解に関係する情報のみが述べられ、残りは図表から読み取る必要があります。図表を「補完情報の源」として活用する意識が重要です。
また、選択肢には図表の数値がそのまま入ることが多いため、「音声で言及された条件に合う数値はどれか」を判断する力が問われます。公式問題集や参考書でパターンに慣れることが攻略の近道です。
頻出シチュエーション別フレーズ
Part3・4では、出てくるシチュエーションがある程度パターン化されています。よく出る場面と使われるフレーズを事前に把握しておくと、音声の流れが速くても内容を予測しながら聞けるようになります。
Part3 頻出シチュエーション:電話・オフィス
"Could you put me through to the sales department?"
「営業部につないでもらえますか?」(電話転送の依頼)
"I'm afraid the meeting has been rescheduled to 3 P.M."
「申し訳ありませんが、会議は午後3時に変更になりました。」(スケジュール変更)
Part3 頻出シチュエーション:店舗・サービス
"I'd like to return this item. I have the receipt here."
「この商品を返品したいのですが、領収書を持っています。」(返品・クレーム)
"We're running a special promotion this week. Buy two, get one free."
「今週は特別セールをしています。2つ買うと1つ無料になります。」(セール・キャンペーン)
Part4 頻出シチュエーション:アナウンス・放送
"Attention all passengers. Flight 302 to Chicago is now boarding at Gate 12."
「ご搭乗のお客様にご案内します。シカゴ行き302便は現在12番ゲートにて搭乗を開始しております。」(空港アナウンス)
"This is a reminder that the annual staff survey closes on Friday."
「年次スタッフアンケートの締め切りが金曜日であることをお知らせします。」(社内放送)
Part4 頻出シチュエーション:留守番電話・ツアーガイド
"Hi, this is David from Anderson Services. I'm calling to confirm your appointment tomorrow at 10 A.M."
「こんにちは、アンダーソンサービスのデイビッドです。明日午前10時のご予約を確認するためにお電話しています。」(アポイント確認の留守電)
これらのフレーズのパターンを知っておくだけで、音声の冒頭を聞いた段階でシチュエーションを判断しやすくなります。先読みと組み合わせることで、「どの情報を拾うべきか」の絞り込みが格段にしやすくなるでしょう。
スコアを上げる日常練習法
Part3・4の正解率を安定させるには、日常的な練習の積み重ねが不可欠です。以下の方法を週3〜5回取り入れると効果が出やすいとされています。
公式問題集を使ったシャドーイング
スクリプトを見ながら音声を追いかけるシャドーイングは、リスニング力向上に有効とされる練習法です。Part3・4の音声スピードや発音パターンに耳を慣らすために活用しましょう。最初はスクリプトあり、慣れてきたらスクリプトなしで行います。
ListenUpで英語リスニングを日常化
TOEICリスニングに限らず、英語の聞き取り力そのものを高めることが長期的なスコアアップにつながります。native-realのListenUpでは、1,000問超のリスニング問題を5段階レベルで毎日練習できます。速度変化・音声縮約・語彙など多軸で弱点を把握できるため、TOEICの準備にも活用できます。
文法クイズで設問の英語力を鍛える
設問や選択肢を素早く読む力は、文法・語彙力と密接に関連します。GrammarUpの文法クイズを活用して、英文読解の基礎を固めると先読みのスピードも上がりやすくなります。
1セット3分の集中練習
まとまった時間が取れない日は、Part3・4の1セット(1会話または1トーク+3問)だけを集中して解く習慣をつけましょう。先読み→音声→マーク→答え合わせ→スクリプト確認という一連の流れを3〜5分で完結させる練習を繰り返すことで、試験本番に近い処理速度が身についていきます。
TOEICのスコアアップには単発の対策より継続的な積み重ねが重要です。おすすめ英語学習サービスランキングも参考に、自分に合った学習環境を整えてみてください。
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