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TOEIC対策

TOEICリスニングパート別スコアアップ戦略|Part1〜4攻略法

本記事はアフィリエイト広告を含みます。

TOEICのリスニングセクションは200問中100問(Part1〜4)を占め、スコア全体の半分に相当します。リスニングスコアを上げるには「とにかくたくさん聞く」という漠然した練習より、パートごとに出題パターンを理解し、対応した練習を積むことが効果的とされています。本記事では、Part1からPart4それぞれの特徴・頻出パターン・具体的な攻略法を解説します。

TOEICリスニングセクション全体像

まず、TOEICリスニングセクションの構造を整理しておきましょう。TOEICの試験は全200問・120分で実施され、スコアは10〜990点・5点刻みで表示されます。

パート問題タイプ問題数特徴
Part 1写真描写問題6問4つの説明文から写真に合うものを選ぶ
Part 2応答問題25問質問または発言に対する最も適切な応答を選ぶ
Part 3会話問題39問(13会話×3問)2〜3人の会話を聞き、設問に答える
Part 4説明文問題30問(10トーク×3問)1人のスピーチや案内を聞き、設問に答える

各パートは出題形式がまったく異なるため、それぞれに合わせた対策が必要です。特に問題数が多いPart3とPart4はスコアへの影響が大きく、重点的に対策することでスコアアップが見込みやすいパートです。

Part1(写真描写問題)の攻略法

Part 1 ― 6問

Part1は6問と問題数が最も少ないパートです。1枚の写真を見ながら4つの説明文を聞き、写真の内容を最も正確に描写している文を選びます。難易度は相対的に低いとされていますが、ひっかけの選択肢があるため油断は禁物です。

頻出パターンと注意点

Part1でよく使われる表現は大きく3つのカテゴリに分かれます。

  • 人物の動作・状態:is talking on the phone / is looking at / is seated / is standing
  • 物の位置・状態:is placed on / is hanging on the wall / is parked in front of
  • 場所・風景:A street is lined with trees. / The chairs are arranged in rows.

ひっかけの多いパターンとして、「写真には存在しない行為を表す文」があります。人物が何かを「している」ように見えて実際はしていない、という場合です。また、写真に写っている物や人を使いながら、別の動詞を当てはめた選択肢にも注意が必要です。

A woman is signing a document.
女性が書類にサインをしている。(実際は書類を読んでいるだけ、という誤答パターン)

Part1の練習法

Part1の練習では、写真を見ながら聞こえてくる英文を頭の中で映像と照らし合わせる習慣をつけましょう。正解を選んだあとに、なぜ他の3つが不正解なのかを言語化できるようになると、ひっかけへの耐性がつきます。

過去問や公式問題集を使い、各問題で不正解の選択肢を1つずつ分析する練習が効果的とされています。

Part2(応答問題)の攻略法

Part 2 ― 25問

Part2は25問の応答問題です。短い質問や発言を聞き、3つの応答の中から最も適切なものを選びます。選択肢はABCの3択で、問題文は1回しか流れません。集中力が求められるパートです。

疑問詞疑問文(5W1H)の攻略

Part2の約半数は疑問詞疑問文(Who / What / When / Where / Why / How)で構成されているとされています。疑問詞を正確に聞き取ることが第一歩です。

Q: "When does the quarterly report need to be submitted?"
四半期報告書の提出期限はいつですか?(冒頭の "When" を聞き取れれば時間に関する応答を選べる)

疑問詞が聞き取れた時点で、答えの方向性がほぼ決まります。「When → 時間・日付」「Where → 場所」「Who → 人物」というように、疑問詞と対応する答えのカテゴリを体に染み込ませておきましょう。

間接応答への対応

Part2の中〜上級レベルでよく見られるのが「間接応答」です。質問に対して直接答えず、関連する情報や逆質問で返す形式です。

Q: "Have you finished the budget report?"
A: "I'm still waiting for some numbers from the finance team."
Q: 予算報告書は完成しましたか?
A: 財務チームからの数字をまだ待っています。(「まだ完成していない」という意味を間接的に伝えている)

間接応答は、論理的な文脈理解が求められます。「直接答えていないが、意味として成立するか」を素早く判断できるようトレーニングしましょう。

Part2の罠パターン

Part2では以下のひっかけパターンに注意が必要です。

  • 質問文と同じ単語を含む誤答選択肢(音が似ているが意味が違う)
  • Yes / No で答えられない疑問詞疑問文にYes/Noで始まる誤答
  • 質問の一部の単語だけに反応した応答

Part3(会話問題)の攻略法

Part 3 ― 39問(13会話×3問)

Part3は13の会話ごとに3問ずつ、計39問が出題されます。2人または3人の会話を聞き、その内容に関する設問に答えます。会話の長さは30〜60秒程度で、内容はビジネスシーンが中心です。

先読みが鍵

Part3攻略の最重要テクニックが設問の先読みです。会話が始まる前の短い時間(ナレーターが次の問題を告げる間)に、3つの設問と選択肢を素早く読んでおきます。

先読みをすることで、「何を聞き取ればよいか」の目標が明確になります。会話全体を完璧に理解しようとせず、設問が求めている情報に絞って集中することが大切です。

頻出シーンと問題タイプ

Part3でよく登場するシーンは次のとおりです。

  • 会議・プロジェクト打ち合わせ(日程確認・タスク依頼)
  • 電話応対(問い合わせ・注文・クレーム)
  • 店舗・受付での会話(商品・予約・サービス)
  • 社内での日常会話(報告・相談・依頼)

設問のタイプとしては「話者の職業・場所」「会話の目的・問題点」「次に取る行動」が頻出とされています。特に「何をするつもりか(What will the woman most likely do next?)」という設問は非常に多く、会話の末尾に注目する必要があります。

Q: "What does the man say he will do?"
男性は何をすると言っていますか?(会話中に男性が口にした「次の行動」を答える典型問題)

図表問題への対応

Part3には、グラフ・地図・スケジュール表などの図表を見ながら答える問題も含まれています。図表と音声を組み合わせて情報を照合する能力が問われます。試験前に図表の種類ごとの見方を練習しておくと対応がしやすくなります。

Part4(説明文問題)の攻略法

Part 4 ― 30問(10トーク×3問)

Part4は1人のスピーカーによるトーク(アナウンス・ニュース・スピーチ等)を聞き、各トークにつき3問を解くパートです。10トーク×3問で計30問です。

トークの種類と聞き取りポイント

Part4で登場するトークの種類は主に以下のとおりです。

  • アナウンス:空港・店舗・社内放送。変更事項・注意事項・連絡先が頻出
  • ニュース・天気予報:出来事の概要・影響・見通し
  • 電話メッセージ:用件・依頼内容・折り返し先
  • スピーチ・プレゼン:目的・主要ポイント・行動喚起
  • 広告・ラジオ放送:商品・サービスの特徴・対象者

Part3同様、先読みが非常に重要です。3つの設問を事前に読んでおき、「何を聞き取るべきか」を把握してからトークを聞くようにしましょう。

"Good morning. This is an announcement for all passengers on Flight 302 to Chicago..."
おはようございます。シカゴ行き302便のご搭乗の皆様へのアナウンスです...(アナウンス形式のトーク冒頭例。目的地・フライト番号を聞き取る)

冒頭30秒の重要性

Part4のトークでは、冒頭30秒に「誰が・何のために・どこで話しているか」という重要情報が集中する傾向があります。最初の数文を取りこぼさないよう、集中力を切らさず聞きましょう。

ディクテーション・シャドーイングの活用法

パートごとの対策と並行して、リスニング力そのものを底上げするトレーニングを取り入れることが、スコアアップへの近道とされています。代表的なのがディクテーションとシャドーイングです。

ディクテーションの効果的な使い方

ディクテーションとは、聞いた英語をそのまま書き起こす練習です。「何となく聞こえているつもり」だった部分を、実際に文字で確認できるため、弱点を発見するのに非常に効果的とされています。

  • TOEIC公式問題集のPart3・Part4から30〜60秒の音声を選ぶ
  • 書き起こしたテキストをスクリプトと照合し、聞き取れなかった箇所を分析する
  • 聞き取れなかった理由(発音変化・速度・語彙不足など)を特定する
  • 同じ音声を繰り返し聞き、再度ディクテーションする
"gonna" → "going to" / "wanna" → "want to"
ディクテーションでよく見落とされる音変化の例。耳が慣れていないと書き取れないが、繰り返すことで認識できるようになる。

シャドーイングの効果的な使い方

シャドーイングは音声を聞きながら、0.5〜1秒の遅れでそのまま声に出して追いかけるトレーニングです。リスニングとスピーキングを同時に鍛えられるうえ、英語の自然なリズム・イントネーション・音変化を体で覚えることができます。

  • 最初はスクリプトを見ながら練習し、徐々に見ないで行う
  • 1つの音声を「スクリプト有り→確認→スクリプトなし」の順で繰り返す
  • 1日5〜10分でも継続することが重要とされています
  • TOEICのPart3・Part4音声は内容もビジネス英語なので、試験対策として一石二鳥

シャドーイングに慣れてきたら、速度を少し上げた音声で練習すると実際の試験速度に対応しやすくなります。

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パート別学習の優先順位とスケジュール

限られた時間でスコアアップを目指すには、学習の優先順位を意識することが大切です。以下は一般的なパート別の優先度の考え方です。

  • 最優先:Part3・Part4(問題数が多く、スコアへの影響が最大)
  • 次に:Part2(問題数25問、先読みなしで純粋なリスニング力が問われる)
  • 最後に:Part1(問題数が少なく、難易度は比較的低い)

週5日学習を想定した場合、例えば「月〜水はPart3シャドーイング・ディクテーション、木金はPart4先読み練習、週末に模試1セット」という組み合わせがひとつの方法です。自分の弱点パートに応じて時間配分を調整していきましょう。

リスニング力の向上には時間がかかる傾向がありますが、パートごとの攻略法を理解した上で継続的に練習することで、着実にスコアは伸びていきます。まずは自分が最も苦手なパートを特定し、そこから重点的に取り組んでみてください。

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