TOEIC Part1・Part2完全攻略|写真描写と応答問題の解き方
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TOEICのリスニングセクションは全100問・約45分で構成されており、最初に出題されるPart1とPart2はリスニングパートの中でも比較的得点しやすいとされています。しかし「なんとなく選んでいる」という人も多く、正しい解き方を知っているかどうかでスコアに大きな差が出る部分でもあります。
本記事では、TOEIC L&Rテストの公式仕様(200問・120分・10〜990点・5点刻み)をふまえながら、Part1・Part2それぞれの問題数・ひっかけパターン・解き方の手順を詳しく解説します。
Part1(写真描写問題)の基本と問題数
Part1は全6問で構成されています。1枚の写真を見ながら4つの英語の説明文(A〜D)を音声で聞き、写真の内容を最も正確に描写している選択肢を選ぶ形式です。
問題用紙には写真のみが印刷されており、選択肢は音声のみで提示されます。そのため、印刷された文字を読みながら解くことはできません。音声を聞く前に写真をしっかり観察し、何が写っているかを把握しておくことが重要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 問題数 | 6問 |
| 形式 | 写真を見て4つの説明文から最適なものを選ぶ |
| 選択肢の提示 | 音声のみ(問題用紙には写真のみ) |
| 主な写真タイプ | 人物の動作・屋外の風景・屋内のシーン・物の配置 |
Part1で出題される写真のタイプ
Part1に登場する写真は大きく2つに分類できます。人物が登場する写真と人物が登場しない風景・物の写真です。
人物が登場する写真では、その人物が「何をしているか」「どこにいるか」が問われます。人物が登場しない写真では、物の位置関係・状態・場所の様子が問われることが多い傾向があります。どちらのタイプが出ても対応できるよう、両方のパターンに慣れておくことが重要です。
Part1の典型的なひっかけパターン
Part1はTOEICの中でも問題数が少なく、1問1問の比重が比較的大きいパートです。よく使われるひっかけパターンを事前に知っておくことで、選択を誤るリスクを大幅に下げられます。
ひっかけパターン1:動詞の誤り
写真に写っている人物の動作を誤った動詞で表現する選択肢が用意されます。これは最も頻出のひっかけパターンです。
たとえば「座っている」と「立っている」、「歩いている」と「走っている」、「食べている」と「飲んでいる」など、似たシーンを表す動詞の違いが問われます。音声が流れる前に写真を見て「この人物は何をしているか」を確認しておくことが有効です。
A. The woman is reading a book. (正解例:本を読んでいる)
B. The woman is writing in a notebook. (ひっかけ:ノートに書いている)
ひっかけパターン2:人物の動作の誤り
写真に複数の人物が写っている場合、一部の人物の動作や状態を誤って描写する選択肢が出てきます。「全員が〜している」という表現で、実際には一人だけがその動作をしているケースがひっかけとして使われやすい傾向があります。
A. All of the people are wearing uniforms. (ひっかけ:全員が制服を着ている)
B. One of the workers is carrying a box. (正解例:一人の作業員が箱を運んでいる)
ひっかけパターン3:物の位置・状態の誤り
人物が登場しない写真では、物の位置関係や状態を問う問題が多く出ます。"on the table"(テーブルの上)と"under the table"(テーブルの下)、"open"(開いている)と"closed"(閉じている)といった対比がひっかけとして機能します。
前置詞(on / in / near / beside / against など)と状態を表す形容詞(empty / full / open / closed など)に注意して聞くことが大切です。
ひっかけパターン4:類似音・同音異義語
写真に写っている物や場所と発音が似ている別の単語を使った選択肢が用意されることがあります。たとえば「boat(ボート)」と「vote(投票する)」のように音が似ていて意味が異なるケースです。聞き取りに自信がない単語は、写真の内容から「これは正しいはずがない」と判断する消去法も有効です。
Part1の解き方・手順
Part1を正確に解くための手順を整理します。指示文(Directions)が読まれている間に写真を観察する時間を最大限活用することが、得点アップへの近道です。
ステップ1:写真を観察して情報をメモする
問題が始まる前の指示文が流れている間に、写真を観察してください。確認すべきポイントは以下の通りです。
- 人物の有無と人数
- 人物がいる場合:何をしているか、どのような服装か
- 場所・シーン(屋内か屋外か、オフィス・公共の場など)
- 目立つ物や特徴的な状態(物の位置・扉の開閉など)
ステップ2:音声を聞きながら消去法を使う
選択肢A〜Dを聞きながら、写真の内容と矛盾する選択肢を消していきます。完全に正しいと確信が持てなくても、「明らかに違う」選択肢を除外することで正答率を上げられます。
ステップ3:迷ったら動詞と主語を優先して判断する
2つの選択肢で迷っている場合は、主語(誰が)と動詞(何をしているか)の一致を最優先で確認してください。副詞や形容詞の微妙な違いよりも、主語・動詞の誤りがひっかけとして使われやすい傾向があります。
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Part2(応答問題)の基本と問題数
Part2は全25問で構成されています。1つの発言・質問(Question)を音声で聞き、それに対する応答として最も自然な選択肢(A・B・Cの3択)を選ぶ形式です。Part1と異なり、問題用紙には何も印刷されていません。音声だけを頼りに解答する必要があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 問題数 | 25問 |
| 形式 | 発言・質問に対する最も自然な応答を3択から選ぶ |
| 選択肢の数 | 3択(A・B・C) |
| 問題用紙 | 何も印刷されていない(音声のみ) |
| 質問のタイプ | Yes/No質問・WH質問・選択疑問文・平叙文など |
Part2の応答パターン別解き方
Part2は質問のタイプによって期待される応答パターンが大きく異なります。質問の冒頭の単語を正確に聞き取ることが最重要です。
Yes/No質問への応答
Do you / Did you / Will you / Have you / Is / Are / Was / Were などで始まる質問はYes/No疑問文です。「はい/いいえ」で答える選択肢が正解になることが多いですが、TOEICのPart2では「必ずしもYes/Noで答えない」選択肢が正解になるケースも多い傾向があります。間接的な答えや条件付きの答えも自然な応答として成立します。
Q: Did you submit the report?(レポートは提出しましたか?)
A: I sent it this morning.(今朝送りました)← Yes/Noを使わない自然な応答
WH質問(疑問詞で始まる質問)への応答
What / Where / When / Who / Why / How で始まる質問です。それぞれの疑問詞に対応した情報(何・どこ・いつ・誰・なぜ・どのように)が含まれる選択肢が正解になります。疑問詞を正確に聞き取ることが、この種の問題を解く上で最も重要です。
Q: Where is the conference room?(会議室はどこですか?)
A: It's on the third floor.(3階にあります)← 場所を答えている
Q: When does the training session start?(研修はいつ始まりますか?)
A: At two o'clock.(2時に)← 時刻を答えている
選択疑問文(A or B)への応答
「AとBのどちらがよいですか?」という形の質問(Or を使った疑問文)に対しては、AかBのどちらかを選ぶ応答が自然です。ただし「どちらでもよい」「第三の選択肢を提案する」「わからない」という答えも正解になり得ます。
Q: Would you prefer the morning or afternoon session?(午前と午後、どちらのセッションがよいですか?)
A: Either works for me.(どちらでも構いません)← AでもBでもない自然な応答
平叙文・提案・依頼への応答
「〜しましょう」「〜してください」「〜してもいいですか」という形の発言に対しては、承諾・断り・条件付きの返答が正解になります。疑問文ではないため、Yes/No以外の多様な応答パターンが出てきます。
Part2のひっかけパターンと対策
Part2で多くの受験者が陥るひっかけパターンを把握しておくと、誤答を避けやすくなります。
ひっかけ1:同じ単語・音が含まれる選択肢
質問に含まれた単語と同じ、または似た音の単語を使った選択肢が用意されます。たとえば質問で "meeting"(会議)という単語が使われた場合、その単語を含む選択肢がひっかけとして機能することがあります。音だけで反応せず、応答として文脈が自然かどうかを判断することが重要です。
ひっかけ2:疑問詞の聞き取りミスを狙った選択肢
"When"(いつ)を "Where"(どこ)と聞き間違えた場合を想定した選択肢が用意されます。たとえば「いつ」と聞かれているのに場所で答える選択肢が正解らしく聞こえることがあります。疑問詞は最初の一語ですので、冒頭に集中して聞くことが最大の対策です。
ひっかけ3:関連するが質問に答えていない選択肢
質問のトピックと関連してはいるものの、実際の質問には答えていない選択肢が用意されます。内容が関連しているため正解に見えやすいですが、「質問に答えているか」という観点で判断することが必要です。
スコアアップのための練習法
Part1・Part2のスコアを上げるためには、正しい方法での繰り返し練習が効果的です。以下にポイントをまとめます。
Part1の練習:写真描写の語彙を増やす
Part1でよく使われる動作動詞(carry / arrange / inspect / repair など)と位置を表す前置詞・形容詞(adjacent to / stacked / displayed など)を集中的に学習することが有効です。実際の練習では写真を見ながら英語で状況を描写する練習(自分でキャプションを書く)も効果があるとされています。
Part2の練習:ディクテーションと応答練習
Part2の練習では、音声を聞いてテキストに書き起こすディクテーションが有効です。特に疑問詞と動詞を正確に聞き取る耳を鍛えることが目標です。また「この質問にどう答えるか」を瞬時に判断するスピードを上げるために、実際に口頭で答える練習も効果があるとされています。
リスニング全体のベースアップ
Part1・Part2のスコアを安定させるには、英語のリスニング力そのものを底上げすることも重要です。日常的に英語音声を聞く習慣を持つことで、聞き取りのスピードと精度が向上する傾向があります。
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