TOEIC Part3・Part4の攻略法【先読み・予測・消去法を使ったリスニング対策2026】
目次
本記事はアフィリエイト広告を含みます。
TOEICのリスニングセクションで最も問題数が多いのがPart3とPart4です。この2つのパートだけで計54問(全リスニング100問の54%)を占め、スコアへの影響が非常に大きい領域です。本記事では、先読み・消去法・シチュエーション別フレーズを中心に、実践的な攻略法を解説します。
Part3・Part4の基本情報と配点
TOEICは全200問・120分の試験で、10〜990点・5点刻みのスコアが出ます。リスニングセクション(Part 1〜4)は100問・約45分です。
| パート | 問題形式 | 問題数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Part 3 | 会話問題(2〜3人) | 39問(13セット×3問) | 職場・日常の会話 |
| Part 4 | 説明文問題(1人) | 30問(10セット×3問) | アナウンス・ニュース・留守番電話 |
Part3は2〜3人の会話を聞いて3問答える形式です。Part4は1人による説明文・アナウンスなどを聞いて3問答えます。どちらも音声は1回しか流れないため、集中力と先読みの組み合わせが得点を大きく左右します。
よく出る問題タイプ
- 目的・状況を問う問題:「この会話の目的は何か」「男性はなぜ電話しているか」
- 話者の行動を問う問題:「女性は次に何をするか」「男性が提案していることは何か」
- 特定情報を問う問題:「会議はいつか」「値引き額はいくらか」
- 図表連動問題:問題用紙に載っている図・表・スケジュールを参照して解く
先読みテクニックの正しい使い方
先読みとは、音声が流れる前に設問と選択肢に目を通しておくテクニックです。Part3・Part4では、先読みができているかどうかで正答率が大きく変わる傾向があります。
先読みの基本手順
- 前の問題が終わった瞬間、次のセットの設問文(3問分)を素早く読む
- 設問のキーワード(who / what / why / where / when)を頭に入れる
- 選択肢は1問目だけ先に読んでおく(全部読もうとすると追いつかない)
- 音声を聞きながら、メモ欄にキーワードを書き留める
先読みのリアルなペース配分:音声が流れている間に次のセットの設問を読み始めるのが理想です。1セットあたり約8秒の空白があります。この間に設問3問に目を通すことを目標にしましょう。
先読みで「拾うべきキーワード」
設問文を全文読む時間はありません。以下の情報だけを素早くキャッチする練習をしましょう。
- 疑問詞(What / Who / Why / Where / When / How)
- 主語(the man / the woman / the speakers / the caller)
- 動詞(ask / suggest / offer / mention / do next)
Part3(会話問題)の解き方
Part3は職場での打ち合わせ・顧客対応・日常会話などのシチュエーションが多く出ます。会話のはじめと終わりに重要な情報が集中する傾向があります。
会話の冒頭に集中する
Part3の会話では、最初の1〜2発言で話題・目的・状況が示されることがほとんどです。「Why is the man calling?」「What is the problem?」といった問題は、冒頭を聞き逃さなければ正解できるケースが多くあります。
会話の末尾に「次の行動」が出る
「What will the woman do next?」などの"next action"問題は、会話の最後の発言に答えが含まれることが多い傾向があります。先読みでこのタイプの問題に気づいたら、意識的に会話の終盤に注意を向けましょう。
図表連動問題のコツ
近年増加している図表連動問題(グラフ・時刻表・メニューなどが問題用紙に印刷されている)は、図を見ながら音声のキーワードと照合する力が必要です。
- 音声前に図の見出し・項目名・数値を斜め読みする
- 音声で出てきた固有名詞・数値を図と突き合わせる
- 直接答えが言われず、消去で絞り込むことが多い
Part4(説明文問題)の解き方
Part4は1人が話す説明文・アナウンス・ニュース・留守番電話・ツアーガイドなどが出ます。話し手が誰に向けて何の目的で話しているかを最初に把握するのがポイントです。
音声タイプ別の特徴と攻略ポイント
| 音声タイプ | よく出る設問 | 攻略ポイント |
|---|---|---|
| アナウンス | 目的・変更内容・対象者 | 冒頭の "Attention, please" 直後に目的が来る |
| 留守番電話 | 電話の理由・要求・コールバック先 | 用件は序盤、依頼事項は末尾に出ることが多い |
| ニュース・報告 | 話題・理由・結果 | 見出し相当の第1文が最重要 |
| ツアーガイド・説明 | 場所・特徴・次の予定 | 固有名詞・数値・手順に注意 |
| 広告・宣伝 | 商品・サービス・特典・対象 | 割引・期限・連絡先が問われやすい |
Part4の先読みは設問の「主語」に注目
Part4では話者が1人のため、設問の主語は the speaker / the company / the listeners のいずれかになることがほとんどです。誰について問われているかを把握しておくと、答えを素早く特定できます。
消去法と選択肢予測の活用
Part3・Part4では、確信を持って正解を選べない問題でも消去法を使えば正答率を高められます。
消去法の4つの判断基準
- 音声に出てきた単語がそのまま使われている選択肢は罠:音声と同じ単語を使っていても意味が違う「引っかけ」が多い
- 音声で言及されていない内容は消去:「おそらくそうだろう」という推測は不正解の可能性が高い
- 極端な表現は消去:always / never / all / none などの絶対表現を含む選択肢は誤答が多い傾向がある
- 音声の一部を正確に言い換えた選択肢が正解:パラフレーズ(言い換え)を見抜く力が重要
パラフレーズの例:音声で "We need to reschedule the meeting." と言っている場合、正解の選択肢は "change the time of a meeting"(同じ意味の言い換え)になります。音声と同じ "reschedule" という単語が出てくる選択肢は誤答の可能性があります。
「次の行動」問題の解き方
"What will X do next?" 問題は音声の末尾に集中します。会話・説明文の最後の発言やセリフを注意深く聞き、行動を示す動詞(visit / call / send / check / submit など)をキャッチしましょう。
頻出シチュエーションとフレーズ
TOEICのPart3・Part4には繰り返し登場するシチュエーションがあります。あらかじめ場面とフレーズを把握しておくと、音声の流れを掴みやすくなります。
Part3 頻出シチュエーション
| シチュエーション | よく出るフレーズ |
|---|---|
| 商品注文・配送問題 | "I haven't received my order yet." / "There seems to be an issue with the shipment." |
| 会議・スケジュール調整 | "Can we push the meeting back to 3 p.m.?" / "I'm afraid I won't be available then." |
| 施設・設備のトラブル | "The projector isn't working." / "We'll need to get someone to look at it." |
| 人事・採用 | "We're looking for someone with experience in..." / "The position is still open." |
| 顧客対応・クレーム | "I'd like to speak to the manager." / "We apologize for the inconvenience." |
Part4 頻出シチュエーション
| シチュエーション | よく出るフレーズ |
|---|---|
| 空港・交通アナウンス | "Due to a delay, the flight has been rescheduled." / "Passengers are asked to proceed to gate..." |
| 留守番電話 | "I'm calling to confirm your appointment." / "Please call me back at..." |
| ラジオニュース | "The city council has approved plans to..." / "Local residents are concerned about..." |
| 社内通知 | "Please be advised that..." / "Effective from next Monday, the office will..." |
| ツアーガイド | "On your left, you'll see..." / "We'll have approximately 20 minutes at this location." |
スコア別トレーニング方法
現在のスコアに応じて効果的なトレーニング方法は異なります。自分のレベルに合った練習を選びましょう。
〜500点:まず「音を認識する」練習を
音声を聞いても単語が聞き取れない段階では、先読みよりも音の認識精度を上げることが先決です。公式問題集の音声を使ってシャドーイングを繰り返し、英語の音とスペルを一致させる練習をしましょう。
- スクリプトを見ながらリピート(オーバーラッピング)
- スクリプトを見ずにシャドーイング
- 聞き取れなかった部分をスクリプトで確認してリスニングに再挑戦
500〜700点:先読みを意識的に取り入れる
音は聞き取れるが先読みが間に合わない段階では、先読みをルーティン化する練習が有効です。
- 公式問題集を使って「設問3問だけ先読み→音声→解答」を繰り返す
- 先読みの速度を測り、8秒以内に設問3問を読めるよう練習する
- 文法クイズで語彙・文法力を同時に強化する
700〜800点以上:パラフレーズと図表連動に集中
基本的な問題はほぼ解けるが、高難度問題で失点する段階では、パラフレーズの認識力と図表連動問題への慣れが鍵です。
- 解いた問題の選択肢が音声のどの部分を言い換えているか分析する
- 図表連動問題を集中的に練習する(公式問題集Vol.3以降に多く収録)
- 間違えた問題は音声を繰り返し聞き、聞き取りミスか判断ミスかを仕分けする
英語リスニング力を毎日5問で底上げする
1,099問・5段階レベル・完全無料 — TOEIC対策にも使える実践的なリスニング練習