TOEIC パート5 文法問題の攻略法【品詞・時制・接続詞の解き方2026】
目次
TOEIC リーディングセクション(75分・100問)の中でも、パート5は最も効率よく得点を稼げるパートです。しかし「文章をしっかり読んでから選ぶ」という解き方をしていると、時間を使いすぎてパート7に手が回らなくなります。
私自身、400点台だったころはパート5に1問あたり1分以上かけていました。でも攻略パターンを覚えてからは、30問を10分以内で解けるようになり、リーディング全体のスコアが大幅に上がりました。本記事では、その解き方を品詞・時制・接続詞の3ジャンルに分けて解説します。
パート5の基本情報(30問・目安解答時間10分)
パート5は30問の短文穴埋め問題です。TOEICのリーディングセクション全体は75分・100問(パート5〜7)なので、パート5には10分を目安に使い、残りの65分をパート6(16問)とパート7(54問)に充てるのが理想的な配分です。
パート5の問題タイプは大きく次の3種類に分けられます。
- 品詞問題:同じ語根の名詞・動詞・形容詞・副詞から正しい品詞を選ぶ
- 時制・態問題:文脈から正しい動詞の形(時制・能動/受動)を選ぶ
- 語彙・接続詞問題:文意に合う接続詞・前置詞・語彙を選ぶ
品詞問題と時制問題は「文構造を見るだけ」で解けるケースが多く、全文を読まなくて済みます。この2タイプを素早く処理できるかどうかが、10分以内に解き終えられるかの分岐点です。
The company's ------- in the Asian market has been remarkable.
(アジア市場における同社の〔 〕は目覚ましいものでした。)
選択肢: (A) expand (B) expansion (C) expanding (D) expanded
→ 空欄の前に "The company's" という所有格があるため、空欄は名詞。(B) expansion が正解。
品詞問題の解き方(名詞・動詞・形容詞・副詞の見分け方)
品詞問題は、空欄前後の構造だけを確認すれば解ける問題です。文全体の意味を読む必要はほとんどありません。次のルールを覚えておくだけで大半のケースに対応できます。
名詞が入るパターン
- 冠詞(a / an / the)+ [空欄] → 名詞
- 所有格(his / her / the company's など)+ [空欄] → 名詞
- 前置詞 + [空欄] → 名詞
形容詞が入るパターン
- 冠詞 + [空欄] + 名詞 → 形容詞
- be動詞 + [空欄] → 形容詞(補語の位置)
副詞が入るパターン
- 動詞 + [空欄] → 副詞(動詞を修飾)
- 形容詞の前 → 副詞(形容詞を修飾)
- 文頭または文末、コンマで区切られた位置 → 副詞
The new manager spoke ------- about the project timeline.
(新任マネージャーはプロジェクトのスケジュールについて〔 〕話しました。)
選択肢: (A) confident (B) confidence (C) confidently (D) confide
→ "spoke" という動詞の後ろなので副詞。(C) confidently が正解。
解き方のコツ:選択肢を見た瞬間に「4つすべて同じ語根?」と確認する。そうなら品詞問題。空欄の前後だけ読めば解ける。文全体を読むのは時間の無駄。
時制問題の解き方(現在・過去・未来・現在完了のヒント語句)
時制問題は、文中のヒント語句(時の副詞)を見つけることで素早く解けます。選択肢がすべて同じ動詞の変化形(現在形・過去形・現在完了形など)になっていたら時制問題のサインです。
| ヒント語句 | 対応する時制 |
|---|---|
| yesterday / last year / in 2020 / ago | 過去形 |
| tomorrow / next week / soon / by + 未来の日付 | 未来形(will / be going to) |
| always / usually / every day / generally | 現在形(習慣・事実) |
| since / for + 期間 / already / yet / recently / just | 現在完了形 |
| by the time / when + 過去節 | 過去完了形 |
The research team ------- the report since last Monday.
(研究チームは先週の月曜日からレポートを〔 〕います。)
選択肢: (A) prepares (B) prepared (C) has been preparing (D) will prepare
→ "since last Monday" が現在完了(進行)のヒント。(C) has been preparing が正解。
能動態・受動態の見分け方
時制と同時に問われることが多いのが能動態と受動態の選択です。主語が「〜する」側なら能動態、主語が「〜される」側なら受動態です。空欄の後ろに目的語(名詞)があれば能動態、なければ受動態が正解になるケースが多い傾向があります。
The new policy ------- at last month's board meeting.
(新方針は先月の取締役会で〔 〕されました。)
選択肢: (A) approved (B) approving (C) was approved (D) has approved
→ "at last month's" で過去、空欄後に目的語なし → 受動態。(C) was approved が正解。
接続詞・前置詞問題の解き方(although/despite/because of の使い分け)
接続詞・前置詞問題は、文の構造(節か句か)を確認することがポイントです。接続詞の後ろには「主語+動詞」の節が続き、前置詞の後ろには名詞(句)が続きます。
| 語句 | 品詞 | 後ろに続くもの | 意味 |
|---|---|---|---|
| although / even though / though | 接続詞 | 主語+動詞 | 〜にもかかわらず |
| despite / in spite of | 前置詞 | 名詞(句) | 〜にもかかわらず |
| because | 接続詞 | 主語+動詞 | 〜なので |
| because of / due to / owing to | 前置詞 | 名詞(句) | 〜のために |
| while / whereas | 接続詞 | 主語+動詞 | 〜する一方で |
| during | 前置詞 | 名詞(句) | 〜の間 |
------- heavy rain, the outdoor event was held as planned.
(大雨〔 〕、屋外イベントは予定通り開催されました。)
選択肢: (A) Although (B) Because (C) Despite (D) While
→ "heavy rain" は名詞句(主語なし)→ 前置詞が必要。逆接の意味 → (C) Despite が正解。
その他の頻出前置詞ペア
- by vs. until:by は「〜までに(完了)」、until は「〜まで(継続)」
- between vs. among:between は2者間、among は3者以上
- within vs. in:within は「〜以内に」、in は「〜後に(未来)」
パート5を10分で解き終える練習法
パターンを知っても、本番で素早く使えるようになるには反復練習が必要です。以下の3ステップで日々練習しましょう。
ステップ1:問題タイプを瞬時に見分ける訓練
選択肢を見た瞬間に「品詞問題か / 時制問題か / 語彙・接続詞問題か」を判断する練習をします。問題集で解く前に、まず選択肢だけ見てタイプを分類するのが効果的です。これを意識するだけで、不要な部分を読まなくなります。
ステップ2:1問20秒ペースを体に覚えさせる
タイマーを使い、30問を10分(= 1問20秒)で解く練習を繰り返します。最初はオーバーしても構いません。「迷ったら次に進む」という判断力を養うことが目的です。
ステップ3:文法クイズで弱点を補強する
間違えた問題を記録し、どの文法項目が弱いかを分析します。文法クイズを使って苦手項目を集中的に練習するのが効率的です。品詞・時制・接続詞のどれで間違えているかを意識しながら取り組むと、伸びが実感しやすくなります。
まとめ
パート5の攻略は、問題タイプを見分けて全文を読まずに解くことが核心です。ポイントを整理します。
- 選択肢が同じ語根の4品詞 → 品詞問題。空欄前後の構造だけ見る
- 選択肢が同じ動詞の変化形 → 時制問題。文中のヒント語句(since / yesterday など)を探す
- 接続詞と前置詞の選択 → 空欄後が「節(主語+動詞)」か「名詞句」かを確認する
- 目標は30問を10分以内に解き、残り65分をパート6・7に使う
パート5で安定した正答率を出せると、リーディングスコアの底上げに直結します。まずは上記のパターンを頭に入れ、問題集で反復練習してみてください。ListenUp でリスニングの練習も並行して行うと、総合スコアアップにつながります。
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