TOEICリーディングを時間内に解く技術|速読と時間配分の戦略
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TOEICリーディングセクションは75問・75分。1問あたり平均60秒という計算になりますが、「最後まで解けずに時間切れ」という声は非常に多く聞かれます。特にPart7の長文で時間を使いすぎてしまい、後半の問題を塗り絵で終わらせてしまった経験のある方は多いのではないでしょうか。
時間不足の問題は、語彙力や文法力の問題とは別の課題です。「解ける力はある」のに「時間が足りない」状態は、戦略と訓練で十分に改善できます。この記事では、試験本番で時間内に全問解き切るための具体的な時間配分とテクニックを解説します。
「時間が足りない」の本当の原因
TOEICリーディングで時間が足りなくなる原因は大きく3つに分けられます。
原因1:Part5・6に時間をかけすぎている
Part5(短文穴埋め・30問)とPart6(長文穴埋め・16問)は比較的短い文章で解ける設問です。しかしここで1問に1分以上かけていると、Part7に残り時間が足りなくなります。Part5・6は合計46問を約20〜25分以内に終わらせることが理想です。
原因2:本文を全部読もうとしている
Part7の長文を最初から最後まで丁寧に読んでいると、時間はいくらあっても足りません。TOEICの設問は「本文のどこかに答えが書いてある」形式なので、設問を先に確認して必要な箇所だけを読むスキャニングが有効です。
原因3:解けない問題に固執している
1問に3分・4分と費やしても、わからないものはわかりません。解けない問題で時間を消耗することは、確実に解ける後続の問題を捨てることと同義です。「わからない」と感じた瞬間に判断して次に進む勇気が、スコアを守る重要なスキルです。
Part別・目標時間配分の基本
TOEICリーディングの理想的な時間配分を確認しましょう。これはあくまで目安であり、自分の得意・不得意に応じて調整してください。
TOEICリーディング・目標時間配分(75分・75問)
Part5は1問あたり20〜25秒を目安にします。文法・語彙問題のため、長考するよりも直感的に判断して次に進む練習が必要です。
Part6は前後の文脈を確認する必要があるため、Part5より1問あたりの時間がやや長くなります。ただし長文1本(4問)を3分以内でまとめることを意識しましょう。
Part7には最大57分を確保するのが理想です。シングルパッセージ(1つの文書)から始まり、ダブル・トリプルパッセージ(複数文書)へと難易度が上がります。後半の複数文書問題は1セット8〜10分の配分が目安とされています。
Part7の設問先読み戦略
Part7で時間を節約する最も効果的な戦略は設問の先読みです。本文を読む前に設問(Question)を確認することで、「何を探しながら読むか」が明確になります。
先読みの手順
- 設問(Question)の文を読む(選択肢は読まなくてよい)
- キーワード(固有名詞・数字・特定の語句)を頭に入れる
- 本文をスキャンして、キーワードが出てくる段落を特定する
- その段落周辺を精読して回答する
Q: What is the main purpose of this email?
→「目的・purpose」を問われているので、本文の冒頭部分(第1〜2文)を中心に読む
Q: When will the conference be held?
→「日付・when」を問われているので、数字や月名が出てくる箇所をスキャンする
Q: What is Mr. Tanaka asked to do?
→「Tanakaさんへの依頼内容」なので、本文中で"Tanaka"の名前が登場する箇所の周辺を読む
先読みで使えるキーワードのパターン
- Who(誰)→ 固有名詞・役職名を探す
- What(何)→ 名詞・行動・目的を探す
- When(いつ)→ 日付・時間・期限を探す
- Where(どこ)→ 場所・会社名・部署を探す
- Why(なぜ)→ 理由を示す接続詞(because, since, due to)周辺を探す
- How much / How many(いくら・いくつ)→ 数字を探す
先読みの練習は公式問題集を使って繰り返すことが重要です。最初は設問を読むだけで時間がかかりますが、練習を重ねることで自然とスピードが上がります。
NOT問題・推測問題を素早く解くコツ
NOT問題の落とし穴
「以下のうち、本文で述べられていないものはどれか」というNOT問題は時間がかかりやすい設問です。4択すべてを本文と照合する必要があるため、通常の設問の2〜3倍の時間がかかる傾向があります。
Q: What is NOT mentioned as a benefit of the new system?
→「述べられていないもの」を探す問題。4つの選択肢をそれぞれ本文と照合する必要がある
NOT問題の効率的な解き方は「消去法」です。本文に記載されている情報を持つ選択肢を順番に消していき、残った1つが正解です。ただし時間がかかると判断したら、後で戻る印をつけて次に進みましょう。
推測問題(Inference問題)の解き方
「以下のうち、筆者が示唆していることはどれか」という推測問題も時間がかかりやすい設問です。本文に直接書かれていない情報を文脈から推測する必要があります。
Q: What can be inferred about the company's current situation?
→「infer(推測する)」が含まれる問題。本文の行間を読む必要がある
推測問題では「本文の内容から論理的に導ける選択肢」を選びます。本文に書かれていない内容を自分で想像して選ぶのではなく、あくまで本文の情報をもとにした論理的な推測が正解になります。極端すぎる選択肢や断定的な表現は外れる傾向があります。
飛ばす問題の判断基準
本番試験でどの問題を飛ばすかの判断は、スコアに直結する重要なスキルです。以下の基準を参考に、自分なりのルールを作っておきましょう。
即座に飛ばすべき問題のサイン
- 30秒考えてもまったく方向性が見えない
- NOT問題や推測問題で選択肢の照合に時間がかかっている
- 本文を2回以上読み直しても答えが見つからない
- 残り時間が少なく、後に解ける問題が残っている
飛ばす際のルール
飛ばす問題にはマークシートで仮の答えを塗っておくことが大切です。TOEICは減点がなく、空白より「とりあえずマーク」の方が得点期待値が高くなります。仮マークは「B」に統一するなど、自分なりのルールを持っておくと見直し時に混乱しません。
速読力を上げる日常トレーニング
試験本番で速く読めるようになるためには、日常の練習で英語を素早く処理する習慣をつけることが必要です。
タイム測定音読
公式問題集のPart7文書を音読し、タイムを計りながら繰り返す練習法です。同じ文書を3〜5回繰り返すことで、内容理解の自動化が進み、読むスピードが上がる傾向があります。音読スピードが上がると黙読スピードも連動して上がるとされています。
英文のスキミング練習
ニュース記事などを使い、「30秒で読んで概要を把握する」練習をします。最初から最後まで読むのではなく、見出し・第1文・各段落の冒頭文だけを読んで全体像を把握するスキミングは、Part7の攻略に直結するスキルです。
文法クイズで瞬発力を鍛える
Part5・6は文法の瞬発力が鍵です。英文法の感覚を日常的に磨くために、GrammarUpの文法クイズを活用してみてください。繰り返しの練習で選択のスピードが上がります。
リスニングも同時に鍛えよう
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語彙力の底上げ
速読の最大の障壁は語彙不足です。知らない単語が多いと、文章を読むたびに立ち止まることになります。TOEIC頻出語彙を計画的に覚えることで、読む速度の改善につながります。
時間配分と速読のテクニックは、実際の模試で繰り返し練習することで身につきます。おすすめの英語学習サービスで自分に合った学習方法を見つけ、TOEIC対策を加速させましょう。
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