相手が何か言った後、最も多い反応は "Yeah" でした。会話は「うまい返し」ではなく「とにかく返す」ことで回っています。
アメリカ人60人の日常会話で、4語以上の発言の後に来る短い応答(1-3語)を全て集計しました。
上位10個を見ると、全てが「内容のある返答」ではなく、短い相づちや反応です。
"Why?"(なぜ?)と聞き返されたのはたった16回。相手は聞き返してきません。ほとんどの場合、相づちを打つだけです。
データ: SBCSAE(UC Santa Barbara, CC BY-ND 3.0)39,317発話から、4語以上の発話の後に話者が交代して出た1-3語の応答を集計。
言語学の研究では、会話における相づち(Backchannel)は「聞いていますよ」「続けてください」という積極的なシグナルとされています。
Stolcke et al. (2000) の研究によると、英語の電話会話では発話の49%がStatement(発言)で、Statementの後にBackchannel(相づち)が続く確率は26%でした。
つまり、会話で最も大切な能力は「気の利いたことを言う力」ではなく、「相手の話を受け止めて、反射的に返す力」です。
英会話に苦手意識がある人の多くは、「何か言わなきゃ」と思って固まります。でも実際のネイティブ同士の会話では、"Yeah" "Oh" "Right" だけで会話の大きな部分が回っています。
出典: Stolcke, A. et al. (2000). Dialogue act modeling for automatic tagging and recognition of conversational speech. Computational Linguistics, 26(3), 339–373.
場面ごとに使い分ける必要はありません。どれを返しても会話は続きます。
相手の発言を読んで、相づちを選んでください。正解はありません。どれを選んでもOKです。「返せた」ことが大事です。