日本語の擬音語・擬態語を英語で表現する|ザーザー・ペコペコ・ドキドキの言い換え
最終更新: 2026-05-24
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「雨がザーザー降ってる」「お腹がペコペコ」「ドキドキする」── 日本人が無意識に使う擬音語・擬態語(オノマトペ)は、英語に直訳できないものがほとんどです。日本語は世界でもオノマトペが非常に豊富な言語で、英語ではそれを動詞・形容詞・比喩で言い換える必要があります。本記事では場面別に英語での言い換えパターンを具体例で整理します。
なぜ日本語のオノマトペは英語に直訳できないのか
日本語と英語では、音や状態の表現方法が根本的に異なります。日本語は「ザーザー」「シトシト」のような擬音語・擬態語を独立した語として使い、一語で情景を伝えます。一方の英語は、同じニュアンスを動詞・形容詞・副詞に埋め込んで表現することが多いです。
日本語型と英語型の違い
- 日本語:雨がザーザー降っている(擬音語+一般動詞)
- 英語:It's pouring.(動詞 1 語で「土砂降り」を表す)
つまり、英語に訳すときは「ザーザー」を音そのままに探すのではなく、「ザーザー降る」= 土砂降りに降るという意味全体を 1 つの動詞や形容詞に置き換える発想が必要です。
無理に擬音語を英訳すると不自然
"It's rain rain falling" のような直訳は通じません。「The rain is going zaa zaa」も英語話者にはピンと来ません。英訳のコツは、意味を分解して英語の語彙で再構築することです。
雨・風・天気のオノマトペを英語で
雨の降り方
- ザーザー(土砂降り)→ It's pouring. / It's pouring down. / It's bucketing down.
- シトシト(静かに降る小雨)→ It's drizzling. / There's a light drizzle.
- ポツポツ(降り始め)→ It's starting to spit. / A few drops are falling.
- パラパラ(軽い雨)→ It's sprinkling. / Light rain is falling.
風
- ビュービュー(強風)→ The wind is howling. / It's blowing hard outside.
- そよそよ(やわらかい風)→ A gentle breeze is blowing. / There's a soft breeze.
雷・嵐
- ゴロゴロ(雷の音)→ Thunder is rumbling. / I can hear thunder rolling.
- ピカッ(稲妻)→ A flash of lightning. / Lightning struck.
天気のオノマトペは、英語では動詞 1 語 + 副詞で表すのが基本です。pour / drizzle / sprinkle のような動詞をストックしておくと、雨の強さを正確に伝えられます。
動物の鳴き声・自然音のオノマトペ
動物の鳴き声は、日本語と英語で表現が大きく異なる分野です。聞こえ方ではなく、その言語の慣習で決まっています。
動物の鳴き声
- ワンワン(犬)→ woof woof / bow-wow / arf arf
- ニャーニャー(猫)→ meow / mew
- モーモー(牛)→ moo
- コケコッコー(鶏)→ cock-a-doodle-doo
- ブーブー(豚)→ oink oink
- ケロケロ(カエル)→ ribbit ribbit / croak
- チュンチュン(小鳥)→ tweet tweet / chirp
- カーカー(カラス)→ caw caw
自然音
- サラサラ(小川)→ The stream is babbling. / The brook is murmuring.
- ザブーン(波)→ The waves are crashing. / Waves are pounding the shore.
- カサカサ(落ち葉)→ The leaves are rustling. / Dry leaves are crinkling underfoot.
動詞 babble / murmur / rustle / crash は、自然音を英語で描写するときの定番です。会話・小説どちらでも使えます。
感情・身体感覚のオノマトペ(ドキドキ・ハラハラ・ペコペコ)
感情や身体感覚を表すオノマトペは、英語では形容詞・動詞・比喩に置き換えます。
心臓・緊張
- ドキドキ(緊張・恋心)→ My heart is pounding. / My heart is racing. / I'm so nervous.
- ハラハラ(やきもき)→ I'm on edge. / I'm holding my breath. / It's nerve-wracking.
- ソワソワ(落ち着かない)→ I feel restless. / I can't sit still.
空腹・疲労
- ペコペコ(空腹)→ I'm starving. / I'm famished. / My stomach is growling.
- クタクタ(疲労)→ I'm exhausted. / I'm worn out. / I'm beat.
- フラフラ(めまい・疲れ)→ I feel dizzy. / I'm woozy. / I'm lightheaded.
痛み
- ズキズキ(脈打つ痛み)→ It's throbbing. / I have a throbbing headache.
- ヒリヒリ(焼けるような痛み)→ It's burning. / My skin is stinging.
- チクチク(刺すような痛み)→ It's prickly. / It feels like pinpricks.
感情・身体感覚はI'm + 形容詞または主語 + 動詞 + 副詞で組み立てます。「ペコペコ」を直訳しようとせず、"I'm starving" と一語で表すのが英語的です。
食感・味のオノマトペ(カリカリ・モチモチ・サクサク)
食感のオノマトペは英語にもありますが、日本語ほど豊富ではありません。形容詞で表すのが基本です。
食感の形容詞
- カリカリ → crispy / crunchy(薄くて軽い歯ごたえ)
- サクサク → crisp / flaky(パイ生地・天ぷら衣など)
- モチモチ → chewy / springy(餅・うどん・パンの食感)
- もっちり → soft and chewy / springy
- ふわふわ → fluffy / airy(パン・卵焼き・ホイップ)
- とろとろ → creamy / smooth / melts in your mouth
- ぷりぷり → plump / springy(エビ・ホタテなど)
- ねばねば → sticky / gooey(納豆・オクラ)
- シャキシャキ → crunchy / crisp(レタス・きゅうり)
- ジューシー → juicy(果物・肉)
味の表現
- あっさり → light / refreshing / not heavy
- こってり → rich / heavy / hearty
- ピリッと → spicy / has a kick / has a bite
- まろやか → mellow / mild / smooth
食レビューや料理紹介では、これらの形容詞を使うと味の輪郭がクリアに伝わります。"The crust is crispy on the outside and chewy on the inside" のように、食感をペアで描写すると本格的です。
動き・状態のオノマトペ(キラキラ・グルグル・バタバタ)
視覚の動き
- キラキラ(光の反射)→ sparkling / glittering / shining
- ピカピカ(磨かれた光沢)→ shiny / polished / gleaming
- ギラギラ(強烈な光)→ glaring / blazing
- チカチカ(点滅)→ flickering / blinking
動きの様子
- グルグル(回る)→ spinning / going around in circles
- クルクル(軽く回る)→ twirling / spinning lightly
- ふらふら(よろめく)→ staggering / wobbling
- のろのろ(遅い)→ slowly / sluggishly / at a snail's pace
- サッと → quickly / in a flash / swiftly
状態
- バタバタ(忙しい)→ I'm swamped. / I'm slammed. / Things are hectic.
- ボーッとする → I'm spacing out. / I'm zoning out.
- ピリピリ(緊張感)→ The atmosphere is tense.
- ガタガタ(震える)→ I'm shivering. / I'm shaking.
- うとうと → I'm dozing off. / I'm nodding off.
「バタバタしてて」は日常会話でよく使いますが、英語では "I'm swamped" や "Things are hectic" のように状況の形容詞に置き換えます。
オノマトペ感覚を英語に変換する3つのコツ
コツ1:擬音語を一語の動詞に置き換える
「ザーザー降る」「ガタガタ揺れる」のように、日本語ではオノマトペ+一般動詞のパターンが多いですが、英語では動詞 1 語で表せます。pour / drizzle / rumble / shake / tremble などをストックしておきましょう。
コツ2:擬態語を形容詞に置き換える
「モチモチ」「キラキラ」のような状態を表すオノマトペは、英語では形容詞に変換します。chewy / sparkling / fluffy / crispy など、食感・質感を表す形容詞を覚えると応用範囲が広がります。
コツ3:感情オノマトペは "I'm + 形容詞" で
「ドキドキ」「ペコペコ」「クタクタ」のような身体・感情の状態は、英語では"I'm + 形容詞" の文型がほとんどです。I'm nervous / I'm starving / I'm exhausted のように、一文で言い切れます。
コツ4:迷ったら比喩で逃げる
ぴったりの動詞や形容詞が思い出せないときは、"It feels like ..."(〜のように感じる)や "It's like ..."(〜みたい)で比喩的に逃げる手もあります。"It's like my heart is jumping out" のように、ドキドキを比喩で言えます。
オノマトペ変換力を伸ばす練習法
ステップ1:Speaking Instant で感覚表現を瞬間英作文
当サイトのSpeaking Instantには、日常の感情・身体感覚(疲れた / お腹空いた / ドキドキする / 緊張する)を英語で言う問題が多数収録されています。「ペコペコ」を考えずに "I'm starving" と口に出せるようになると、会話のテンポが上がります。
ステップ2:ListenUp で英語ネイティブの感覚表現を聞く
ListenUpには、英語話者がどう感情・状態を表現するかが含まれています。"My heart's racing" "I'm beat" のような自然な言い回しに耳が慣れると、自分の英語も洗練されます。
ステップ3:オンライン英会話で実況中継練習
オンライン英会話で、今の自分の状態を実況中継する練習をします。「今ちょっと疲れてて」「お腹ペコペコで」「今日バタバタしてて」のような日常感覚を毎レッスン英語で言うと、オノマトペ脳が英語表現脳に切り替わっていきます。受け放題プランや 5〜10 分の短時間レッスンに対応したサービスなら、忙しい日でも続けやすい仕組みです。
オノマトペを英語の発想に変えるレッスンを毎日
日本語のオノマトペを英語に変換する力は、頭で覚えるだけでは身につきません。毎日のレッスンで「今ちょっと疲れてて」「ペコペコで」のような感覚を英語で言う反復が、最も効きます。
受け放題プランで毎日 5〜10 分のレッスンの冒頭を「今日の体調・気分の実況」に使うと、1 ヶ月でオノマトペ感覚が英語表現に切り替わります。まずは 7 日間の無料体験で試してみるのがおすすめです。
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