英語学習法

英語日記は「書き直し」で伸びる|10%ルールで鍛える英作文法【動画解説】

最終更新: 2026-08-11

「英語を書く練習をしているのに、なかなか力がついている実感がない」——そんな悩みに答えているのが、YouTubeの英語学習チャンネル「ENGLISH with James · engVid」を運営するJamesさんが2026年2月3日に公開した動画「You Have to Write Every Day. ChatGPT Won't Save You.」です。再生回数は42万回を超えています。テーマは「書くこと(Writing)」が英語力にどう効くかで、ChatGPTに書かせるほど自分の力は伸びない、という指摘も含めて具体的な方法が解説されています。本記事では、この動画の内容を検索しやすいように整理して紹介します。

この動画で紹介されている英語ライティング法

動画で紹介されている方法は大きく4つです。英語ジャーナル(日記)を書く習慣をつけること、書いたものを書き直しながら新しい単語を足していくこと、Tim Ferrissの「10%ルール」で推敲すること、そしてChatGPTなどのAIに書く作業を丸投げしないこと。いずれも特別な教材を必要とせず、今日から自分の文章だけで始められる点が共通しています。

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「受け身の書く」と「能動的に書く」の違い

動画の冒頭でJamesさんは、多くの人が"passive writer"(受け身の書き手)だと指摘します。メールやテキストなど「書かなきゃいけないから書く」だけで終わっていて、書くことで得られる効果を活かせていない、という主張です。

一方で能動的に書くと、脳が「これは重要だ」と判断して定着が深まるといいます。動画内の表現では、"The more of your brain you use, the deeper it goes."(脳をより多く使うほど、記憶はより深く残る)。聞くだけより、書いて読み返す方が使う感覚が増える、という理屈です。

英語ジャーナル(日記)を始める

最初の具体策は「今日からジャーナルを始める」こと。正しいかどうかは気にせず、書く習慣をつけることが目的だとJamesさんは言います。目安として10〜20分、あるいはJulia Cameronの著書『The Artist's Way』が勧める「30分、3ページ」を挙げています。

書き続けると、「これ、英語でどう言うんだっけ」という場面に自然と出会い、それが語彙を調べるきっかけになる、という説明です。文法の正確さを気にして手が止まるより、まず書き切ることを優先する方針といえます。

書き直しながら新しい単語を足していく

2つ目の方法は、一度書いたものを書き直し、そこに新しい単語を毎日足していくこと。動画では実際に教えていた生徒(Nata Juiceさんという方)のエピソードが紹介されています。

ホームレス問題について感じていることを書いてもらい、それを書き直させ、さらに「新しい単語10個のうち最低5個を使って書き直す」という課題を繰り返したそうです。Jamesさんいわく、3ヶ月後に最初の文章と見比べたら「まるで別人が書いたような変化」だったとのこと(あくまで動画内でのJamesさんの主張です)。

書き直しの中で拾った単語をその場限りにせず覚え直したい場合は、VocabUpのようなスワイプ式の単語学習で並行して定着させると、次に書くときにも使える語彙として残りやすくなります。

Tim Ferrissの「10%ルール」で推敲する

もう一つ紹介されているのが、『4-Hour Workweek』の著者Tim Ferrissが提唱する"10% rule"です。書いたものを友人に渡し、「この中で絶対に残すべき10%はどこか」「削っても意味が変わらない10%はどこか」を聞く、というシンプルな方法。

これを意識するだけで、書く内容がより的確で無駄のないものになる、とJamesさんは説明しています。文章全体を漠然と見直すのではなく、「残すべき10%」「削れる10%」という2つの問いに絞ることで、推敲の焦点が定まりやすくなるのがポイントです。

推敲した文をそのまま声に出して使いたい場合は、瞬間英作文で似た構文のアウトプット練習を重ねると、書いた表現がスピーキングでも出てくるようになります。表現の正確さを文法面からチェックしたいときはGrammarUpも参考になります。

ChatGPTに書かせると英語力は伸びない、という警告

動画の後半では、ChatGPTやGemini等のAIツールについても触れています。"When you give away the work for your brain to a machine, you're the only one who loses out."(脳がやるべき作業を機械に渡してしまうと、損をするのは自分だけ)というのが要旨で、AIをすべて代筆させることに警鐘を鳴らしています。

自分の頭で書いて、書き直して、考えを整理する——このプロセスそのものが英語力の土台になる、というのが動画全体の主張でした。

この動画「You Have to Write Every Day. ChatGPT Won't Save You.」はXでも公開中です。

まとめ

動画で紹介されていた方法を整理します。

  • 正しさより「書く習慣」を優先し、英語ジャーナルを始める
  • 書いたものを書き直し、そのたびに新しい単語を足していく
  • Tim Ferrissの「10%ルール」で、残すべき部分と削れる部分を絞って推敲する
  • ChatGPTなどのAIに書く作業を丸ごと渡さず、自分の頭で考えを整理するプロセスを残す

「書く」だけでなく「聞く」「話す」もバランスよく鍛えたい方には、native-real.comのツールもあわせて使ってみてください。登録不要・全ツール無料で、瞬間英作文(日本語を見て即座に英文を組み立てる練習)やGrammarUp(ネイティブが使う文法パターンを4択で確認)を用意しています。動画で紹介されていた「書いて考えを整理する」練習と組み合わせると、アウトプットの土台作りに役立つはずです。

よくある質問

Q1. 英語日記は毎日書かないと効果がありませんか?

動画では「正しさより書く習慣」が目的とされています。目安として1回10〜20分、あるいは『The Artist's Way』が勧める「30分・3ページ」が紹介されています。毎日でなくても、書く頻度を保つこと自体が語彙を調べるきっかけになります。

Q2. ChatGPTを使って英語を書く練習をするのは良くないのですか?

動画で警告されているのは「書く作業をすべてAIに渡してしまう」使い方です。自分の頭で書いて考えを整理するプロセスそのものが英語力の土台になるため、AIに代筆させ続けると、脳が担うべき作業を機械に渡した分だけ自分が損をする、というのが動画の主張です。

Q3. 書き直すときは、どんな単語を追加すればいいですか?

動画で紹介されている方法は、最初に書いた文章を書き直すたびに新しい単語を足していくやり方です。動画内の生徒の例では「新しい単語10個のうち最低5個を使って書き直す」という課題を繰り返していました。決まったリストがなくても、自分の文章を書き直す中で「これ英語でどう言うんだっけ」と感じた語を都度調べて足していく形で構いません。

Q4. Tim Ferrissの「10%ルール」とは何ですか?

『4-Hour Workweek』の著者Tim Ferrissが提唱する推敲法です。書いた文章を友人などに渡し、「絶対に残すべき10%はどこか」「削っても意味が変わらない10%はどこか」を聞くというシンプルな方法で、動画ではこれを意識するだけで文章がより的確で無駄のないものになる、と説明されています。

この記事を書いた人

いち(IchiShio) — native-real 編集長 @ichi_eigo

英語学習サイト native-real を一人で開発・運営。学習ツール15種・2万問超の問題を自社制作し、X では英語学習のヒントと海外の学習素材を毎日発信しています。掲載する統計・引用は公開前に一次情報の実在確認を通しています(編集方針)。

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