英語で機能要望を書く|プロダクトマネージャーに刺さる構成
最終更新: 2026-05-24
目次
本記事はアフィリエイト広告を含みます。
「機能要望を英語で書きたいけど、何から書けば PM に刺さる?」「Why を強く伝えるにはどう書けばいい?」── 英語の Feature Request は、Problem から書き始めるのが鉄則です。本記事では、PM やエンジニアに「これは作りたい」と思わせる構成と、英語ネイティブが使う言い回しを実例で解説します。
1. Feature Request の基本構成(4 セクション)
英語の機能要望は、以下 4 セクションで書くのが業界標準です。Problem を最初に書くのが最大のポイント。いきなり Solution から書くと「またユーザー視点が抜けたリクエスト」と扱われます。
標準テンプレート
Problem: [何が困っているか]
Proposed Solution: [どう解決したいか]
Use Case: [具体的な使用シーン]
Impact: [誰に・どれくらい効くか]
各セクションの役割
- Problem — ユーザーの痛みを言語化(なぜ機能が必要か)
- Proposed Solution — 提案する具体的な機能
- Use Case — その機能がどう使われるか
- Impact — どれだけのユーザー・どれだけの業務に効くか
頻出フレーズ
- Currently, there's no way to 〜(現状、〜する手段がありません)
- It would be great if we could 〜(〜できると素晴らしいです)
- This would help us 〜(これで〜が助かります)
2. Problem セクション — 痛みを言語化する
機能要望の最大の勝負所は Problem セクションです。ここが弱いと PM は「Nice to have」扱いで Backlog の底に沈めます。
強い Problem 文の型
As a [role], I'm trying to [goal], but [obstacle].
- As a sales rep, I'm trying to track deals across multiple stages, but I can't filter by quarter.(営業担当として複数ステージで案件を追いたいが、四半期でフィルタできない)
- As an admin, I'm trying to onboard 50 users at once, but I have to add them one by one.(管理者として 50 名を一括追加したいが、1 人ずつ追加するしかない)
避けるべき書き方
- We need feature X.(X 機能が必要、と Solution から始まる)
- This product is missing Y.(〜が足りない、と否定形で攻撃的)
- Competitor has Z, why don't you?(競合は持っている、と挑発的)
痛みを強調する語彙
- frustrating — フラストレーションが溜まる
- time-consuming — 時間がかかる
- error-prone — ミスが起きやすい
- not scalable — スケールしない
- blocks us from 〜 — 〜の妨げになる
3. Proposed Solution の書き方
Solution は断定しすぎないのが鉄則。"This is the answer" と書くと、PM は「ユーザーは自分の Solution に固執しがちなので、本質を見極めないと」と警戒します。「こんな感じで解決できそう」の温度感がベスト。
柔らかい提案の言い回し
- One way to solve this could be to 〜(解決方法のひとつとして〜)
- I'd suggest adding 〜(〜の追加を提案します)
- It would be helpful if 〜(〜だと助かります)
- Have you considered 〜?(〜は検討されましたか)
断定したい時
- The cleanest solution would be 〜(最もシンプルな解決策は〜)
- I think the best approach is 〜(最良のアプローチは〜だと思います)
選択肢を提示する
- Option A: Add a filter UI to the existing list.(既存リストにフィルタ UI を追加)
- Option B: Create a new dedicated view.(新しい専用ビューを作成)
- Personally, I'd lean towards Option A because it requires less change.(個人的には変更が少ない A 案に傾いています)
選択肢を出すと、PM 側に判断の余地を残せます。一方的に「これを作れ」では協業関係が壊れます。
4. Use Case と Impact で説得力を増す
抽象的な要望は通りません。具体的なユースケースと定性的な影響度を添えて、PM の判断材料を充実させます。
Use Case の書き方
- For example, every Monday morning I export last week's data, manually clean it, and import it back. This takes about 2 hours.(例: 毎週月曜に先週分をエクスポート→手動整形→再インポート、2 時間かかる)
- Our marketing team uses this report to plan campaigns. With the proposed feature, they could do it in minutes instead of hours.(マーケティングチームがこのレポートでキャンペーン計画、機能があれば時間→数分に短縮)
Impact の書き方(定性的に)
- This affects every user who manages more than 10 projects.(10 プロジェクト以上を管理する全ユーザーに影響)
- Saves significant time on routine reporting tasks.(ルーティンレポート業務の時間を大幅に節約)
- Removes a major source of manual errors.(手動ミスの主要原因を取り除く)
避けるべき表現
「ユーザーの 80% が必要としている」のような根拠のない数字は逆効果です。PM は「データありますか?」と返してきます。定性的に「多くのユーザー」「主要顧客」「営業チーム全員」のように書く方が安全です。
5. 優先度の交渉と Workaround の言及
優先度を伝える時は、「無理に上げてくれ」とは言わないのが大人の交渉です。状況を共有して、PM に判断してもらう。
優先度を上げたい時の言い回し
- This is becoming increasingly important for our team.(チームにとって重要度が増しています)
- If possible, could this be prioritized for the next quarter?(可能であれば次の四半期に優先化できますか)
- Would love to see this in the roadmap if it fits your priorities.(優先度が合えばロードマップで見たいです)
緊急性を伝える時
- This is a blocker for our enterprise rollout next month.(来月のエンタープライズ展開のブロッカーです)
- We have customers asking about this in support tickets.(サポート経由で顧客から問い合わせがあります)
Workaround を共有する
「今こうやって回避している」を共有すると、PM は「優先度を判断する材料」が増え、エンジニア側は「実装の参考」になります。
- For now, we're working around this by 〜(当面、〜で回避しています)
- As a temporary workaround, 〜(一時的な回避策として〜)
- The current workaround is functional but error-prone.(現在の回避策は機能しているがミスが起きやすい)
6. 開発チームとのキャッチボール
Feature Request は提出して終わりではありません。PM やエンジニアから質問が来た時の応答の質で、機能が採用されるかが決まります。
質問に答える時
- Great question — let me think about that.(良い質問です、少し考えさせてください)
- That's a fair point. In our case, 〜(もっともな指摘です、私たちのケースでは〜)
- I hadn't considered that. You're right that 〜(その視点はありませんでした、確かに〜)
代替案を提案された時
- That could work — let me check with the team and get back to you.(それでもいけそうです、チームに確認して戻ります)
- I see your point, but in our case, [specific reason].(理解できます、ただ私たちのケースでは〜)
- Would the alternative also cover [specific scenario]?(代替案は〜のシナリオもカバーしますか)
採用されなかった時
- Thanks for considering it. Could you let me know if priorities change?(検討ありがとうございます、優先度が変わったら教えてください)
- Understood. Is there a way I could vote or bump this in the future?(理解しました、将来 vote や bump する方法はありますか)
"Bump" は「再浮上させる」の意味のカジュアル動詞。Slack や GitHub で頻出します。
7. 機能要望 で避けたい NG パターン
英語の Feature Request でよくあるNG パターンを整理しておきます。これを避けるだけで、印象が大きく変わります。
感情語の連発
- NG: This is terrible! Please fix ASAP!(これは酷い、至急直せ)
- OK: This is causing significant friction. Could it be prioritized?(大きな摩擦が起きています、優先化できますか)
比較攻撃
- NG: Competitor X has this — why don't you?(競合は持っている、なぜないのか)
- OK: I noticed similar tools offer something like this. Could be worth considering.(似たツールが提供しているのを見ました、検討の価値ありかも)
独善的な解決策の押し付け
- NG: Just add a button that does X.(X するボタンを追加するだけ)
- OK: One simple approach could be adding a button — happy to discuss if there's a better way.(シンプルなアプローチとしてボタン追加、より良い方法があれば議論したいです)
長すぎる本文
3000 字の Feature Request は読まれません。Problem 2 行・Solution 2 行・Use Case 3 行程度に抑え、補足は質問されたら答える形がベストです。
英語 Feature Request 力を鍛える練習法
ステップ1:プロダクトの Public Roadmap や Feedback ページを読む
多くの SaaS(Notion, Linear, Figma など)は public な Feedback / Roadmap ページを持っています。他のユーザーがどう要望を書き、PM がどう返しているかを観察すると、英語の交渉の温度感が掴めます。
ステップ2:Sentence Builder で意見表現の SVO を反射的に
当サイトのSentence Builderで "I'd suggest" "It would be helpful" のような提案表現を SVO 構造で組み立てる練習をすると、Feature Request の本文が書きやすくなります。
ステップ3:Speaking Instant でビジネス交渉定型を瞬発的に
Speaking Instantの business カテゴリには "Could you consider 〜?" "Would it be possible to 〜?" のような交渉系の定型が多数収録されています。口に出して反射的に出せるようになると、書く時にも瞬時に手が動きます。
ステップ4:オンライン英会話で「機能提案ロールプレイ」
オンライン英会話で「私が PM に新機能を提案するシナリオで、講師が PM 役」というロールプレイを依頼すると、Problem→Solution→Use Case→Impact の流れを口頭で言えるようになります。受け放題プランで毎日繰り返せば、書き言葉のリズムも自然に身につきます。
英語の機能要望力を、毎日のレッスンで鍛える
英語の Feature Request は「Problem から始める・断定しすぎない・具体的な Use Case を添える」が原則です。この感覚は、毎日少しずつ英語ネイティブと交渉的な対話を交わすことで身につきます。受け放題プランで 5〜10 分の短いレッスンを積み重ね、提案・交渉・質問への応答を反復すると、書く時にも瞬時に手が動くようになります。
まずは 7 日間の無料体験で、ビジネス英語の交渉的なやり取りを試してみるのがおすすめです。
本記事はアフィリエイト広告を含みます。