英語学習コラム · データ分析

【データで判明】日本人が間違えやすい英文法 TOP10|実演習データから抽出

英語を学習していて、「文法は理解しているはずなのに、なぜか問題になると間違えてしまう」という経験はありませんか? 本記事では、native-real.com の文法学習ツール GrammarUp でユーザーが実際に解いた演習結果(総問題数 1,544 問)の中から、特に誤答率が高かった TOP10 を抽出しました。データが示す「日本人が陥りやすい落とし穴」を、N(母数)と誤答率とともに丁寧に解説します。

なぜこの 10 問が「間違えやすい」のか

今回ご紹介するランキングは、native-real.com の文法学習ツール「GrammarUp」内での実際の回答データに基づいています。集計対象は、各問題で少なくとも 10 人以上が回答している設問に絞り、その中で誤答率の高い順に並べました。

ランキングを見る際は、単に順位だけでなく、N(回答件数)にも注目してください。N の数値が大きい(=多くの人が解いている)問題で高い誤答率が出ている場合、それは個人の勘違いではなく、日本人英語学習者によく見られる「文法構造の誤解」や「日本語との発想の違い」が原因である可能性が高いからです。

間違えやすい英文法 TOP10

第 1 位

不可算名詞の量を表す:little vs. few

She had ___ patience with the repeated complaints from the same customer.
彼女は同じ顧客からの繰り返される苦情に対して、忍耐力がほとんどなかった。
選択肢: little / few / many / a lot of / much
正解:little
N=15、誤答率 93.3%
なぜ間違えやすいか:「ほとんどない」という否定的な意味を表す際、後ろに続く名詞が「数えられる(可算)」か「数えられない(不可算)」かを見極める必要があります。patience(忍耐)は不可算名詞であるため、few ではなく little を選ばなければなりません。
覚え方ポイント「数えられないもの(水・愛・忍耐など)は、little / much で表す」「数えられるもの(本・人・りんごなど)は、few / many で表す」とセットで覚えましょう。
第 2 位

It is time + S + 過去形(仮定法過去・催促)

It is time you ___ studying for the exam.
そろそろ試験勉強を始める時間だ。
選択肢: started / start / will start / have started / to start
正解:started
N=13、誤答率 92.3%
なぜ間違えやすいか:「〜する時間だ」という表現において、後ろに「主語 + 動詞」が続く場合、動詞は過去形にする必要があります。これは「実際にはまだ始めていない」という現在の事実に反するニュアンス(仮定法過去)が含まれるためです。
覚え方ポイントIt is time + 過去形 = 実際にはまだやっていないことへの催促」というイメージを持ちましょう。It is time to start(不定詞)と It is time you started(仮定法過去)は、ニュアンスが微妙に異なることに注意してください。
第 3 位

助動詞の不変性

No matter how talented she is, she ___ still practice every day to improve.
彼女がいかに才能があっても、向上するために毎日練習しなければならない。
選択肢: must / can / should / might / could
正解:must
N=11、誤答率 90.9%
なぜ間違えやすいか:助動詞(must, can, should など)は、主語が三人称単数であっても形が変わらないという基本ルールがあります。非常に基礎的な内容ですが、文脈判断と組み合わさると、ついつい動詞の形に意識が逸れてしまうことがあります。
覚え方ポイント助動詞は「形が変わらない」が鉄則。he must / she must / they must — どんな主語でも形は must のまま。主語に惑わされないようにしましょう。
第 4 位

形容詞と副詞の使い分け

He is ___ player on the team because he never gives up.
彼は決して諦めないため、チームで素晴らしい選手だ。
選択肢: a brilliant / an excellent / a skillfully / brilliantly / an amazing
正解:a brilliant
N=10、誤答率 90.0%
なぜ間違えやすいか:空所の後ろにある player(選手)という名詞を修飾するためには、副詞(brilliantly)ではなく形容詞(brilliant)が必要です。また、形容詞 brilliant は子音で始まるため、不定冠詞は a を使います。文法構造を正確に捉える力が必要です。
覚え方ポイント「名詞を飾るのは形容詞、動詞(や形容詞)を飾るのは副詞」という修飾関係を常に意識しましょう。
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第 5 位

定型表現としての scheduled for

The meeting is scheduled ___ Monday morning.
会議は月曜日の朝に予定されている。
選択肢: for / from / at / in / by
正解:for
N=18、誤答率 88.9%
なぜ間違えやすいか:曜日に使う前置詞といえば on を思い浮かべがちですが、この問題は be scheduled for + 日時 という定型表現を問うています。「〜に向けて予定されている」というニュアンスを理解しているかが鍵です。
覚え方ポイント「スケジュールは〜に向けて(for)組まれる」とイメージして定着させましょう。The meeting is on Monday morning.The meeting is scheduled for Monday morning. の違いを意識すると整理できます。
第 6 位

代名詞の使い分け(Neither / Both / Either / None)

___ of the two candidates impressed the committee.
2人の候補者のどちらも、委員会に感銘を与えなかった。
選択肢: Neither / Both / Either / None / All
正解:Neither
N=15、誤答率 86.7%
なぜ間違えやすいか:「2人」という限定された数に対して、「どちらも〜ない」という否定を表すには Neither を使う必要があります。3人以上の場合は None になるため、対象となる人数に注意が必要です。
覚え方ポイント「2 人なら Neither / Both / Either、3 人以上なら None / All / Any」と、人数の境界線を整理しましょう。
第 7 位

wish + 仮定法過去完了(過去の後悔)

I wish I ___ harder for the exam. I failed it.
試験のためにもっと勉強しておけばよかった。不合格になってしまった。
選択肢: had studied / studied / would study / have studied / was studying
正解:had studied
N=12、誤答率 83.3%
なぜ間違えやすいか:「試験に落ちた」という過去の事実に対し、「もっと勉強していればよかった」という過去の事実に反する後悔を表すには、仮定法過去完了(had + 過去分詞)を使う必要があります。現在の願望(wish + 過去形)と混同しやすいポイントです。
覚え方ポイント「過去の事実とは反対のことを願う」なら時制を一つ戻して had + 過去分詞I wish I had studied(過去の後悔)と I wish I studied(現在の願望)のニュアンスの違いを意識しましょう。
第 8 位

強調構文(It was not until...)

___ midnight that the party finally ended.
深夜になってようやく、パーティーは終わった。
選択肢: It was not until / Not until / It was until / Until not / Only when
正解:It was not until
N=11、誤答率 81.8%
なぜ間違えやすいか:「〜して初めて…した」という意味を表す It was not until ... that 〜 の構文です。構文の形が複雑なため、文の構造を瞬時に見抜くのが難しい問題です。
覚え方ポイントnot until = 〜になってようやく」という塊(チャンク)で捉える練習をしましょう。It was not until midnight that 〜(深夜になって初めて〜)のように、時間や出来事の前に置く定型と覚えると応用が利きます。
第 9 位

主語と動詞の一致(Neither A nor B)

Neither the engineers nor the project manager ___ aware of the design flaw.
エンジニアもプロジェクトマネージャーも、設計上の欠陥に気づいていなかった。
選択肢: was / were / is / are / have been
正解:was
N=11、誤答率 81.8%
なぜ間違えやすいかNeither A nor B の構文では、動詞の形は B(動詞に近い方の主語)に一致させます。この場合、単数の the project manager に合わせて was を選びます。
覚え方ポイント「動詞のすぐ隣にいる主語が、動詞の形を決める」と覚えましょう。Neither he nor they are aware = they (複数) に合わせて are。Neither they nor he is aware = he (単数) に合わせて is。
第 10 位

語彙の混同(conscious と conscience)

The patient remained ___ throughout the entire operation, which was unusual.
その患者は手術中ずっと意識があったが、それは珍しいことだった。
選択肢: conscious / conscience / consciously / conscientious / consciousness
正解:conscious
N=11、誤答率 81.8%
なぜ間違えやすいか:形が非常に似ている conscious(意識がある:形容詞)と conscience(良心:名詞)の混同です。文脈から「意識を保った状態」という意味の形容詞を選ぶ必要があります。
覚え方ポイントconscious = 意識(consciousness の形容詞)」「conscience = 良心」と、派生語と一緒に整理しましょう。さらに、conscientious(良心的な、誠実な)も合わせて覚えると語彙力アップに繋がります。

まとめ|誤答に共通するパターン

TOP10 を振り返ると、単なる単語の知識不足だけでなく、以下のような文法の核心部分で間違いが集中していることがわかります。

  • 時制のズレ(仮定法過去・仮定法過去完了)— 第 2 位 / 第 7 位
  • 主語と動詞の距離(一致のルール)— 第 9 位
  • 名詞の性質(可算・不可算)— 第 1 位
  • 定型構文・コロケーションbe scheduled for / It was not until)— 第 5 位 / 第 8 位
  • 似た形の単語の混同conscious vs conscience)— 第 10 位

これらのミスは、一度「パターン」として認識してしまえば、次からは防ぐことができます。間違えた問題こそ、あなたの成長のチャンスです。今回の TOP10 を参考に、自分の弱点をデータで把握してみてください。

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