英語の動詞接頭辞ガイド|un- / re- / over- / under- の使い分け
最終更新: 2026-05-24
目次
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do(する)に un- を付ければ undo(取り消す)。send(送る)に re- を付ければ resend(再送する)。charge(請求する)に over- を付ければ overcharge(過剰請求する)。英語の動詞は接頭辞ひとつで意味が反転したり繰り返しになったりします。本記事では、動詞によく付く代表的な接頭辞 un- / re- / over- / under- / mis- / dis- / co- の意味と使い分けを社会人向けに整理し、TOEIC やビジネス英語での活かし方まで一気に解説します。
動詞接頭辞とは:意味の方向性を変えるパーツ
動詞接頭辞は、語の先頭について動作の方向・回数・程度・反対を変えるパーツです。基本動詞 1 つに接頭辞を 1 つ付けるだけで、新しい動詞が生まれます。たとえば write(書く)に接頭辞を付け替えると、rewrite(書き直す)、overwrite(上書きする)、underwrite(保証する)、typewrite(タイプする)と意味が次々に変わります。
動詞接頭辞の 4 系統
| 系統 | 意味の傾向 | 主な接頭辞 |
|---|---|---|
| 反対・否定 | 解除する・しない | un- / dis- / de- |
| 繰り返し | 再び・元へ | re- |
| 程度 | 過剰・不足 | over- / under- |
| 誤り・共同 | 間違って・共に | mis- / co- |
覚え方の戦略
動詞接頭辞は、基本動詞 + 接頭辞のイメージで意味を組み立てる感覚を養うのが近道。un- は「解除」、re- は「再び・元へ」、over- は「過剰」、under- は「不足」、mis- は「誤り」、dis- は「分離・否定」、co- は「共に」。基本イメージさえ押さえれば、初見の動詞でも意味が瞬時に読めます。
反対・解除:un- / dis- / de-
動作を反対方向に戻す・取り消すを表すグループ。日常会話・IT・ビジネスで頻出します。
un-:解除・反対動作
| 動詞 | 意味 |
|---|---|
| undo | 取り消す |
| unlock | ロック解除する |
| unpack | 荷をほどく |
| unsubscribe | 購読解除する |
| unfold | 展開する |
| uninstall | アンインストールする |
| untie | ほどく |
dis-:否定・分離
| 動詞 | 意味 |
|---|---|
| disagree | 同意しない |
| disconnect | 切断する |
| discover | 発見する(覆いを外す) |
| dislike | 嫌う |
| disappear | 消える |
| discontinue | 中止する |
| disable | 無効化する |
de-:除去・降下
decrease(減少する)、delete(削除する)、devalue(価値を下げる)、deactivate(非活性化する)、defrost(解凍する)。un- と de- は近い意味ですが、de- はラテン語系の語に付き「程度を下げる」「除去する」イメージが強いです。
使い分け: uninstall(IT・カジュアル)⇔ deinstall(フォーマル・希)、unfreeze(冷凍解除)⇔ defrost(自然解凍)のように、対象や文脈で選びます。
繰り返し・再開:re-
re- は「再び」「元へ」を表す最頻出の接頭辞。ビジネスメールでは毎日のように登場します。
再び〜する
| 動詞 | 意味 |
|---|---|
| resend | 再送する |
| reschedule | 予定を組み直す |
| rewrite | 書き直す |
| rebuild | 再建する |
| reconsider | 再考する |
| reconfirm | 再確認する |
| reapply | 再申請する |
| refresh | 更新する |
元へ戻す・後ろへ
| 動詞 | 意味 |
|---|---|
| return | 戻る・返す |
| refund | 返金する |
| recover | 回復する |
| retreat | 撤退する |
| recall | 思い出す・回収する |
| react | 反応する |
ビジネスメールでの頻出パターン
- Could you resend the file?(ファイルを再送いただけますか?)
- I'd like to reschedule our meeting to next Monday.(来週月曜に予定変更したいです)
- Please reconfirm the booking by Friday.(金曜までに予約を再確認してください)
- I'll resubmit the report after revising it.(修正後に再提出します)
re- を使いこなせるかどうかで、ビジネスメールの自然さが大きく変わります。「もう一度送ってください」を Please send it again. としか言えないより、Could you resend it? と一語で言える方がスマートです。
程度:over- / under-
動作の程度・量が過剰・不足であることを表すペア。対比で覚えると効率的です。
over-:過剰に〜する
| 動詞 | 意味 |
|---|---|
| overcharge | 過剰請求する |
| overwork | 働き過ぎる |
| overeat | 食べ過ぎる |
| oversleep | 寝過ごす |
| overestimate | 過大評価する |
| overlook | 見落とす・大目に見る |
| overcome | 克服する |
| overhear | 偶然耳にする |
under-:不足して〜する
| 動詞 | 意味 |
|---|---|
| underestimate | 過小評価する |
| understand | 理解する(下に立つ) |
| undergo | 受ける・経験する |
| undermine | 下から崩す・損なう |
| underline | 下線を引く・強調する |
| undertake | 引き受ける |
| underpay | 支払いが少ない |
ビジネスでの典型表現
- We may have overcharged you. Let me check.(過剰請求してしまったかもしれません。確認します)
- Don't underestimate the risk.(リスクを過小評価しないで)
- I overslept and missed the train.(寝過ごして電車を逃した)
- She undertook the project alone.(彼女は一人でそのプロジェクトを引き受けた)
覚え方: overestimate ⇔ underestimate、overpay ⇔ underpay、overwork ⇔ underwork のように対比でセット記憶。一気に語彙が倍になります。
誤り:mis-
mis- は「間違って〜する」「誤って〜する」を表す接頭辞。ビジネスや日常会話で頻出します。
頻出 mis- 動詞
| 動詞 | 意味 |
|---|---|
| misunderstand | 誤解する |
| misuse | 誤用する |
| misread | 読み違える |
| mishear | 聞き間違える |
| misspell | つづりを間違える |
| misplace | 置き忘れる・置き間違える |
| mislead | 誤った方向に導く |
| misinterpret | 誤って解釈する |
| miscommunicate | 意思疎通を誤る |
ビジネスでの使いどころ
- I think I misunderstood your point. Could you clarify?(要点を誤解したようです。もう一度説明いただけますか?)
- The instructions were easy to misread.(その指示は読み違えやすかった)
- I misplaced my badge somewhere in the office.(社内のどこかでバッジを置き忘れた)
- The numbers were misinterpreted by the audience.(その数字は聴衆に誤解された)
mis- 動詞は、ビジネスで自分の小さなミスを軽く認める場面で重宝します。I misread the email.(メールを読み違えました)と一言添えるだけで、誠実さが伝わります。
共同:co- / com- / con-
co- / com- / con- は「共に」「一緒に」を表す接頭辞。ビジネスの協業・対話の場面で頻出します。
co-:共に〜する
| 動詞 | 意味 |
|---|---|
| cooperate | 協力する |
| coordinate | 調整する |
| collaborate | 共同で取り組む |
| cohabit | 同居する |
| coexist | 共存する |
| co-author | 共著する |
com- / con-:共に・完全に
| 動詞 | 意味 |
|---|---|
| combine | 結合する |
| compare | 比較する |
| communicate | 意思疎通する |
| connect | つなぐ |
| confirm | 確認する(共に固める) |
| consider | 熟考する |
| conclude | 結論する |
ビジネスでの典型表現
- Let's collaborate on the next project.(次のプロジェクトで協業しましょう)
- I'll coordinate the schedule with the client.(クライアントとスケジュールを調整します)
- We need to combine both ideas.(両方のアイデアを結合する必要があります)
- Please confirm by end of day.(本日中に確認をお願いします)
覚え方: co- は新語にも自由に付けられる現代的な接頭辞。co-host(共同主催者)、co-design(共同設計)のように、職場で新しい動きを表すときに使えます。一方 com- / con- はラテン語起源で、すでに固定化された動詞に組み込まれているケースが大半です。
TOEIC・ビジネスでの活用:意味推測と語彙拡張
動詞接頭辞を知っていると、TOEIC や英文メールで初見の動詞の意味がすぐ読めます。
初見の動詞を推測する
- unsubscribe: un-(解除)+ subscribe(購読)→ 「購読解除」
- reschedule: re-(再)+ schedule(予定)→ 「予定の組み直し」
- overpromise: over-(過剰)+ promise(約束)→ 「過剰な約束」
- underdeliver: under-(不足)+ deliver(届ける)→ 「期待に届かない」
- miscommunicate: mis-(誤)+ communicate(意思疎通)→ 「意思疎通の誤り」
TOEIC Part 5 での頻出パターン
Part 5 では、文脈に合う動詞を選ぶ問題で接頭辞知識が決定打になります。「契約を取り消す」の文脈なら cancel / revoke / undo から、フォーマル度に応じて選ぶ。「もう一度確認する」なら recheck / reconfirm / reverify から選ぶ。接頭辞の意味を即座に判断できれば選択肢の絞り込みが速くなります。
ビジネスメールで使い分け
- 「もう一度送る」: send again より resend
- 「予定を変える」: change the schedule より reschedule
- 「払いすぎた」: paid too much より overpaid
- 「誤解した」: didn't understand correctly より misunderstood
同じ意味でも、接頭辞付きの 1 語で言えると文が引き締まり、プロらしい印象になります。
動詞接頭辞を体に染み込ませる練習プラン
動詞接頭辞は知識として知っているだけでは使えません。実際の文で動詞を切り替える練習を積むことで初めて、ビジネスメールや TOEIC で瞬時に判断できるようになります。
ステップ1:kioku-shinai で接頭辞のネットワークを構築
当サイトのkioku-shinaiは 35 語根 690 語の語源解説ツール。re- / un- / over- / mis- といった接頭辞と、send / write / charge / understand のような基本動詞の組み合わせで派生語のネットワークが一気に広がります。1 つの基本動詞から 5〜6 個の派生動詞を覚えられる効率の良さが強みです。
ステップ2:VocabUp で接頭辞付き動詞をスワイプ学習
VocabUpは TOEIC 500〜900 レベルの 1,937 語を文脈つきで出題。reschedule / undertake / overcome / misunderstand のような接頭辞付き動詞が頻繁に現れ、スワイプで反復記憶できます。
ステップ3:TOEIC Part 5 で動詞選択問題を反復
TOEIC Part 5には 560 問の短文穴埋め問題があり、語彙問題で接頭辞付き動詞が頻出します。(A) submit (B) resubmit (C) misubmit (D) oversubmit のような選択肢を瞬時に絞り込む訓練で、接頭辞の感覚が反射に変わります。
ステップ4:オンライン英会話で接頭辞付き動詞を使い分ける
覚えた動詞は、オンライン英会話で講師に自分の仕事を語る場面で最も定着します。I had to reschedule the meeting.(会議を組み直さなければならなかった)、I sometimes overcommit and burn out.(時々約束しすぎて疲れる)のように、覚えた動詞を意識的に使うと、間違った接頭辞をその場で訂正してもらえます。受け放題プランで毎日 5〜10 分積み重ねるのが近道です。
動詞接頭辞を毎日のレッスンで自然に使い分ける
動詞接頭辞 7 種類はリストで眺めるだけでは使えるようになりません。resend / reschedule / overcome / misunderstand のような派生動詞を、講師との会話で自分の仕事や日常を語る場面で何度も使い、フィードバックを受けるのが近道です。受け放題プランで毎日 5〜10 分のレッスンを積み重ねると、接頭辞の感覚が反射的に動くようになります。
まずは 7 日間の無料体験で、講師に「予定を組み直したい(reschedule)」「困難を乗り越えた(overcome)」「ちょっと誤解していた(misunderstood)」を語る場面で意識的に接頭辞付き動詞を使ってみるのがおすすめです。
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