避けたい英語クリシェ表現20|『カタカナ英語』『直訳和製英語』を脱する言い換え集
最終更新: 2026-05-24
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「文法的には正しいのに、なぜか日本人っぽく聞こえる」「ネイティブはこんな言い方しないと言われた」── 日本人英語学習者がつい使ってしまうクリシェ(陳腐な表現)とカタカナ英語を、自然な言い換えに置き換えるガイドです。20 のよくある表現を、具体的な改善案とともに整理します。
1. 過度に礼儀正しい表現の言い換え
Please kindly do ... → Could you ...?
"Please kindly" は二重の丁寧表現で、英語ネイティブには 不自然・過剰 に響きます。"Please" か "kindly" のどちらかで十分、もしくは "Could you ...?" のほうが自然です。
- NG: Please kindly send me the file.
- OK: Could you send me the file?
- OK: Please send me the file when you have a moment.
I'm sorry to bother you, but ... の多用
日本語の「お忙しいところすみませんが」を直訳すると "I'm sorry to bother you" になりがちですが、毎メールで使うと卑屈に響きます。
- NG(毎回): I'm sorry to bother you, but I have a question.
- OK: Quick question — ...
- OK: I had a question about ...
I would like to → I'd like to / I want to
"I would like to" は丁寧ですが、書き言葉以外では I'd like to(カジュアル)または I want to(直接)で十分です。
2. 直訳の和製英語の言い換え
Let's enjoy ourselves → Let's have fun
「楽しみましょう」を "Let's enjoy" や "Let's enjoy ourselves" と言うのは日本人英語の典型。ネイティブは "Let's have fun" や "This will be fun" と表現します。
Take care of your health → Take care
「健康に気をつけて」を直訳しがちですが、英語では単に "Take care" でその意味を含みます。
Do your best → Good luck / You've got this
「頑張って」を "Do your best" と訳すと、やや威圧的に響きます。励ましの場面では Good luck や You've got this のほうが自然です。
Let me think → Let me see / Hmm, let me think about that
"Let me think" 単体だと不自然。Let me see / Let me think about that のほうが自然です。
You should → I'd suggest / Why don't you ...?
"You should" は直訳の「〜すべき」で押し付けがましく聞こえます。アドバイスの場面では I'd suggest / Why don't you / Have you considered を使うほうが柔らかいです。
3. ビジネス文書でのクリシェの言い換え
I am writing this email to → I'm writing to / [本題から開始]
"I am writing this email to inform you ..." は冗長です。"I'm writing to inform you ..." または「I wanted to share an update about ...」のように直接本題に入る方が自然。
Please find attached → I've attached / Attached is
"Please find attached" は古い表現で、現代ビジネス英語では "I've attached the file" や "Attached is the file" がより自然です。
As per your request → As you requested
"As per" は法律文書的で堅すぎます。"As you requested" や "As we discussed" のほうが自然なビジネス英語です。
Thanks in advance の多用
"Thanks in advance" は「先に礼を言って後はよろしく」のニュアンスがあり、相手に「断れない」プレッシャーを与えます。気軽な依頼なら OK ですが、本気の依頼では避け、結果に対して後で正式にお礼するほうが好印象です。
4. つなぎ表現のクリシェ
On the other hand を連発しない
「一方で」を全部 "On the other hand" と訳すと冗長です。代替として:
- However, ...(しかし)
- That said, ...(とはいえ)
- At the same time, ...(同時に)
- In contrast, ...(対照的に)
In addition / Moreover / Furthermore の多用
「さらに / 加えて」を毎回 In addition と書くと教科書的です。代替として:
- Also, ...
- Plus, ...(カジュアル)
- What's more, ...
- On top of that, ...
In conclusion / To sum up を会話で使わない
"In conclusion" は論文・公式プレゼン向きで、会話では堅すぎます。会話なら "So, basically ..." や "The bottom line is ..." が自然です。
5. カタカナ英語の言い換え
日本語の中で使われるカタカナ英語は、英語で同じ単語を使っても通じないことが多々あります。
| カタカナ | NG(通じない / 不自然) | OK(自然) |
|---|---|---|
| クレーム | claim | complaint |
| サインする(書類に) | sign your sign | sign your name / sign the document |
| マンション | mansion(豪邸の意味) | apartment / condo |
| サラリーマン | salaryman(通じる人もいるが本来は和製) | office worker / company employee |
| OL | OL | office worker / female office worker |
| コンセント | consent | outlet / socket |
| ノートパソコン | note PC | laptop |
| ホッチキス | Hotchkiss | stapler |
| バイキング | Viking | buffet |
| ペーパードライバー | paper driver | licensed driver who doesn't drive |
6. 質問・依頼のクリシェ
Can I ask you a question? の前置きが過剰
「質問してもいいですか?」と毎回前置きする日本人英語は、ネイティブには不自然に映ります。直接質問してから「Quick question — ...」程度の前置きで十分です。
- NG: May I ask you a question? Could I ask something? ...
- OK: Quick question — when is the deadline?
- OK: I had a quick question about the deadline.
I think 〜 の連発
「〜だと思います」を毎文 "I think ..." で始めると、不自然なほど自信のない印象を与えます。意見はある程度断言してから根拠を補足する方が、英語では自然です。
- NG(連発): I think this is good. I think we should try it. I think it will work.
- OK: This looks promising. Let's try it — I think it'll work because ...
I am from Japan は出身を聞かれた時のみ
初対面でいきなり "I am from Japan" を言う必要はありません。自然な会話の中で出身が話題になった時に言うのが自然です。
ネイティブな英語に近づける練習法
ステップ1:ReadUp / SyncReader で自然な英文に触れる
当サイトのReadUpとSyncReaderは、ネイティブが書いた英文に触れられる多読・精読教材です。クリシェではなく自然な表現がどう使われているかを「読む量」で身につけられます。
ステップ2:ListenUp でネイティブの言い回しを耳から覚える
ListenUpの問題は、ネイティブが日常会話・ビジネス会話で使う自然な表現で構成されています。「Let's have fun」「Good luck」のような自然な言い回しに繰り返し触れることで、感覚として体に染み込みます。
ステップ3:オンライン英会話で講師にフィードバックをもらう
講師に「自分の英語で不自然な表現があったら指摘してください」と最初にお願いすると、クリシェやカタカナ英語の癖を直接指摘してもらえます。受け放題プランや 5〜10 分の短時間レッスンに対応したサービスなら、毎日の指摘・改善のサイクルを回しやすい仕組みです。
ネイティブな英語に近づけるレッスンを試す
クリシェやカタカナ英語の癖は、自分では気づきにくいものです。受け放題プランで毎日 5〜10 分のレッスンを使い、講師に「不自然な表現は指摘してください」とお願いすると、自分の英語の不自然な部分が見えてきます。
まずは 7 日間の無料体験で、自分の英語にどんなクリシェが潜んでいるか確かめてみるのがおすすめです。
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